概要
その婚約破棄、うちが引き取ります。
前世は人材紹介会社の営業マン。異世界に転生した平民の青年ソータが拾った仕事は、王都の外れにある古びた館「灰薔薇館」の雇われマスターだった。そこは、婚約破棄され、家を追われた令嬢たちの駆け込み先。帳簿の天才、毒に詳しすぎる薬師、社交界の情報網を握る元公爵令嬢、騎士より強い剣の使い手――家柄という値札を剥がされた彼女たちには、とんでもない「家芸」が残っていた。ソータは令嬢たちの腕を束ねて依頼を請け負い、彼女たちの再出発を稼ぎに変えていく。だが依頼を重ねるうち、王都で婚約破棄が異常に増えている裏に、婚約の可否を決める「祝福鑑定」の不正が見え始める。捨てられた令嬢たちは、本当は――外された駒だった。
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