概要
求婚は、書類選考からです
「それでは、面接を始めます」
うちのお嬢様は十九で家督を継ぎ、空の蔵を三年で蜂蜜と薬草でひっくり返した天才である。
ただし、初対面の相手とは三語より先が続かない。
そこへ月に十人の求婚者。よって門番は、侍女のわたくしが務める。
質問は三つ。当家の主産物、お嬢様のお名前、そして帳簿を見る気はあるか。
財産目当ての子爵子息、銅貨八枚。面接対策済みの騎士様、廊下での素行により銅貨三枚。
――ところがある日、査定不能の男が紛れ込んだ。釣書もなく、手土産もなく、水路の図面だけを持って。
侍女の面接無双と主従愛の完結短編。読了目安10分。
うちのお嬢様は十九で家督を継ぎ、空の蔵を三年で蜂蜜と薬草でひっくり返した天才である。
ただし、初対面の相手とは三語より先が続かない。
そこへ月に十人の求婚者。よって門番は、侍女のわたくしが務める。
質問は三つ。当家の主産物、お嬢様のお名前、そして帳簿を見る気はあるか。
財産目当ての子爵子息、銅貨八枚。面接対策済みの騎士様、廊下での素行により銅貨三枚。
――ところがある日、査定不能の男が紛れ込んだ。釣書もなく、手土産もなく、水路の図面だけを持って。
侍女の面接無双と主従愛の完結短編。読了目安10分。