概要
会社なんて辞めてやった。あとは船で、好きに生きる。
残業まみれの毎日に、俺はとうとう辞表を叩きつけた。
その帰り道、力尽きるように倒れて――目が覚めたら、知らない世界の川のほとりに寝ころんでいた。
神様がくれたのは、【万能造船】というスキル。
頭に思い描いた船を、その辺の木や石から丸ごと作り出せる。しかも船は使い込むほど育って、網でもクレーンでも、必要なものがどんどん生えてくる。
「もう誰にもこき使われない。今度は好きに生きるんだ」
まずは小さなボートを一艘。川を下って港町に着いた俺は、前世の知識で燻製や魚の調味料を作って売ってみた。すると、これが飛ぶように売れる。大食いの用心棒に、川で助けた女の子。気づけば船には、賑やかな仲間が増えていた。
売れたお金で船を大きくして、次の町へ。行く先々でうまいものを作っては商売を広げるうち――俺の
その帰り道、力尽きるように倒れて――目が覚めたら、知らない世界の川のほとりに寝ころんでいた。
神様がくれたのは、【万能造船】というスキル。
頭に思い描いた船を、その辺の木や石から丸ごと作り出せる。しかも船は使い込むほど育って、網でもクレーンでも、必要なものがどんどん生えてくる。
「もう誰にもこき使われない。今度は好きに生きるんだ」
まずは小さなボートを一艘。川を下って港町に着いた俺は、前世の知識で燻製や魚の調味料を作って売ってみた。すると、これが飛ぶように売れる。大食いの用心棒に、川で助けた女の子。気づけば船には、賑やかな仲間が増えていた。
売れたお金で船を大きくして、次の町へ。行く先々でうまいものを作っては商売を広げるうち――俺の
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