概要
誰かに忘れられて、人は消える。誰かが覚えている限り、人は消えない。
真名(まことのな)を呼べば、呼んだ者も、呼ばれた者も、命が削れる。それでも人は、大切な誰かの名を、呼ばずにはいられない——。
人が真名を氏神に預け、仮名で生きる王朝の世。誰からも呼ばれなくなった者は、姿も、人の記憶も薄れ、やがて世から消えてゆきます。
消えかけた名を、それでも呼ぶ者たちがいます。辻で人の名を書き替える若い巫女。人の名を記した帳を写し、確かめる蔵の書生。名を歌に織り込んで歩く、盲目の琵琶法師。——市井のささやかな営みを拾い集めた、和風幻想の連作短編集です。
一話完結・1話10分ほど。どの話からでもお読みいただけますが、話が進むにつれ、都の底に沈んだひとつの謎が、少しずつ形をあらわしてゆきます。
全16話で完結予定です。
人が真名を氏神に預け、仮名で生きる王朝の世。誰からも呼ばれなくなった者は、姿も、人の記憶も薄れ、やがて世から消えてゆきます。
消えかけた名を、それでも呼ぶ者たちがいます。辻で人の名を書き替える若い巫女。人の名を記した帳を写し、確かめる蔵の書生。名を歌に織り込んで歩く、盲目の琵琶法師。——市井のささやかな営みを拾い集めた、和風幻想の連作短編集です。
一話完結・1話10分ほど。どの話からでもお読みいただけますが、話が進むにつれ、都の底に沈んだひとつの謎が、少しずつ形をあらわしてゆきます。
全16話で完結予定です。
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