概要
それが常識とされる、どこかの並行世界。
2026年、蒸し暑い夏の東京の片隅で、吸血鬼狩りと呼ばれるハンターは一人の吸血鬼と対峙していた。
吸血鬼は陽の光に触れると死に至る。
だが、黄昏刻に現れる異質な個体がそこにいた。
吸血行動の後、獲物となった人間を殺さず生かしておく、奇妙な性質を持った男だった。
「俺は、噛んで良いかと聞きましたよ」
「どこで」
「ベッドの上で」
人を殺さない吸血鬼と、吸血鬼を殺したいハンター。
陽は沈み、短い夜が始まった。
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一話あたり2000~2500字を目安に執筆しております。
露骨な性的描写はありませんが、接吻・首からの吸血、性的な
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!血の匂い、血の味
吸血鬼ハンターの神崎と、ハーフの吸血鬼レイが出会ったことから始まる物語。
かつて相棒を失い、独りで吸血鬼を狩る神崎が、一人の吸血鬼を拾う。彼は確かに吸血鬼でありながら、夕暮れの街を歩ける。
そして、人間には見分けの付かない「人間に紛れて生きている吸血鬼」を見分け…いや、嗅ぎ分けることが出来る。
神崎はレイと契約を結び、ハンターとしての功績をめきめきと上げていくが……。
レイが、人間などいつでも殺せるのに神崎と契約を結んだ理由。吸血行動がなくても生きていける、と嘯きながらもフラフラになってしまったり。その行動の原理は、もしかして、と、本人も自分の感情に気付けない。
ハードボイルドなハン…続きを読む - ★★★ Excellent!!!相容れない絆、その終着点はいずれか。
銃口を向ける者と、突きつけられるもの。
撃っていいのは撃たれる覚悟のあるやつだけだ、と
ハードボイルド小説の名言が聞こえてきそうな黄昏時の対峙。
太陽が苦手なはずの吸血鬼が
まだ太陽の沈み切らない空の下にいる。
そして彼が吸血鬼を追う理由も、襲われた人物が「生きて」いたからでもある。
セオリーから半歩ずれたその存在は、
主人公にとっての悲願を達成するための格好の利用対象であり、
いつしか翻弄される対象となっていくのか――。
1話2000字前後で計算され、
読みやすいまま深淵へと連れていかれるような。
待っているのは焦燥と混沌に包まれた静かな興奮。
少しずつ暴かれていく主人公の本音が、吸…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ハードボイルドな奇妙なバディ。ここに見参。
ナツガタリBL応援しております。
主人公は吸血鬼狩り(ハンター)の神崎。そして黄昏どきになると出現する奇妙な吸血鬼の噂を聞きつけて新たな獲物と思い銃を放つ。
出会った吸血鬼は太陽をものともしない混血で、人をむやみに襲わないある意味安全な種族だった。
それでも混血というだけで忌み嫌われ、同族からは煙たがられ、結局血や痕跡から化け物扱いされて行き場を失ったレイは感情がかなり薄め。
そんな彼の塩対応に時折苛々を隠し切れない神崎は吸血鬼をお互いの敵とみなしていることである契約を結ぶ。
その契約内容は神崎がもし危険な目にあった際は特に明記していなかったことでひょんなことに巻き込まれてしまい……
クー…続きを読む