概要
大人になるまでの猶予じゃない。 生きていくための、遠回りだった。
↓↓前作:『Letter I ~終わったはずの春に、きみの声がした~』↓↓
https://kakuyomu.jp/works/2912051597454998877
大人になるまでの猶予じゃない。
生きていくための、遠回りだった。
名古屋大学には届かなかった。
それでも綾瀬翔は、高校から持ち出したひとつの問いとともに、北山大学理工学部へ進学する。
「音が、どう届くのか。」
知らない駅。
急な坂道。
初めて組む時間割。
名前も知らない同級生たち。
高校までの人間関係も、吹奏楽部で過ごした時間も、晴音との曖昧な関係も、大学へ入れば自然に次の形へ進むのだと思っていた。
けれど、大人になるための答えは、講義室にも教科書にも書かれていなかった。
軽音サークルで音を鳴らし、アルバイトで
https://kakuyomu.jp/works/2912051597454998877
大人になるまでの猶予じゃない。
生きていくための、遠回りだった。
名古屋大学には届かなかった。
それでも綾瀬翔は、高校から持ち出したひとつの問いとともに、北山大学理工学部へ進学する。
「音が、どう届くのか。」
知らない駅。
急な坂道。
初めて組む時間割。
名前も知らない同級生たち。
高校までの人間関係も、吹奏楽部で過ごした時間も、晴音との曖昧な関係も、大学へ入れば自然に次の形へ進むのだと思っていた。
けれど、大人になるための答えは、講義室にも教科書にも書かれていなかった。
軽音サークルで音を鳴らし、アルバイトで
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