概要
「俺を殺した犯人、一緒に捜してくれ」――依頼人は、親友の幽霊。
大阪で働く冴えないサラリーマン・彼方遥、25歳。仕事帰りの電車で見たWebニュースには、小学生時代の親友・大倉拓真が殺されたと書かれていた。その夜、実家のチャイムが鳴る。ドアの向こうに立っていたのは――死んだはずの拓真本人。「頼む。俺を殺した犯人を、一緒に捜してくれ」。犯人への怒りで成仏できない幽霊は、なぜか自分が殺された瞬間だけを思い出せずにいた。最後の足取りを辿る二人が突き当たったのは、十四年前にこの町で起きた、ある少年の未解決失踪事件。初恋の同級生・あやな、オカルト好きのスナック店員・鈴音を巻き込んで、素人探偵団の捜査が始まる。だがその動きを、"左肩の下がった男"が静かに見つめていた――。
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