概要
勇者の敵は魔王じゃなくて、社会の仕組み?官僚と天然勇者の斬新コメディ
ドッカーノ村の青年アルは、バイト感覚で国の「魔王討伐業務」を破格の安値で落札したことで、勇者として魔王討伐の旅に出ることを余儀なくされる。彼のお目付け役として派遣されたのは、冷静沈着な役人のベティ。彼女の指導のもと、アルは株式会社を設立し、資金調達や仲間集めといった冒険とは程遠い現実に直面する。旅の道中、一行の前に立ちはだかるのは魔物ではなく、鳥獣保護法、特許法、航空法といった数々の法律や制度の壁。アルはベティの役人としての知識と手腕を頼りに、これらの障壁を乗り越えていく。アルは魔王討伐という契約を達成できるのか?
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!勇者がお役所仕事だったら、こんな感じかもしれません。
最初は「勇者と魔王の異世界コメディ」だと思って読み始めたんですが、蓋を開けてみたら、延々と入札制度や法人設立、労災保険、薬事法の話が続いていて、いい意味で予想を裏切られました。
魔王よりもデフォルメされた「日本社会の仕組み」そのものが最大の敵になっているのが、面白かったです。
正直、魔王討伐は全然進まないし、話ごとに「今回はこの制度ネタ」というコント的な構成なので、王道の冒険活劇ではありませんが、それこそが「役所仕事はなかなか前に進まない」というテーマを体現しているようで、個人的には妙に納得してしまいました。
この先どこまで制度ネタを広げつつ、最終的に魔王討伐にどう決着をつけるのか、続…続きを読む