概要
この世界の美意識、退屈につき。
とうとうワシは、千利休のお茶会に招かれた。
しがないサムライに過ぎぬワシが、
あの千利休に己の美意識を見せる機会を得たのだ。
歓喜した。
興奮した。
そして――暗殺された。
目を覚ますと、ワシはバテレン風の異世界で侯爵令嬢ザリーに転生していた。
魔法があり、女神を信仰する世界。
元の世に戻るのは諦めた。
だが、一つだけ大きな問題があった。
この世界、つまらん。
茶器は型通り。
絵画は教本通り。
物語は神話の焼き直し。
誰も新しい美を求めようとしない。
戦国の世では茶器ひとつで命が飛んだというのに、この世界には美に命を懸ける者が一人もいないのだ。
ならば――ワシが作ろう。
ワシが美しいと思うものを。
まずは縞模様のドレス。
次は原石の指輪。
その次は――。
これは、戦国時
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