このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(231文字)
都会の夜、この暑い季節が近づくと、男の心は毎年ざわつく。そんな胸中を知ってか知らずか、声をかけてきた見知らぬ女は、駅前広場から神社へとつづく夏祭りへのエスコートを頼んできた。何故か断れず、賑わう境内にまで至ったとき、女はささやく。夏祭りの夜には、この世ならざるものが境内に入り込むことがあるのだと……。あの晩の因果はいま巡りくる。夏の夜闇からの応報譚。
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