概要
魔力値最大!なのに使えるのは威圧だけ。勘違いと幸運だけで世界を変える!
「――だからもう、終わりにしないか?」
その何気ない一言が、三百年続いた世界の運命を動かし始める。
魔族と人間が三百年にわたり争い続ける世界。
百年前に封印された魔王として復活した俺が望んだのは、世界征服でも復讐でもない。ただ穏やかに暮らすことだった。
魔力値は規格外。幸運値も最大。だが――魔法は使えない。
身体能力は平均以下。使えるスキルは『威圧』ただ一つ。どう考えても歴代最弱の魔王だった。
しかし、復活を待ち続けていた四天王や幹部たちは、誰もが化け物級の実力者。彼らは俺の何気ない言葉を神託として受け取り、勝手に解釈し、勝手に世界を動かしていく。
勇者、王国、帝国、連合国、そして魔族。
それぞれの思惑が交錯する中、気づけば俺は『最強の魔王』として伝説だけが独り歩きしていた