概要
特異な瞳のせいで異形と蔑まれて生きてきた
十八歳になる年
父でもある当主の高輪正保に言い渡される
異能の才にあふれた妹、葵と嫁ぎ先を交換しろと
そして嫁ぐ
厄という呪いに憑かれた旧家の後継者のもとに
心が無くなるほどに傷ついた二人は出会う
無能の異形と呼ばれた日向には特異な異能があった
厄を祓い福を招く異能の力が
やがて二人の心が解れて少しずつ距離が近づいていく
そして二人の前に現れる帝都の闇
男は妹の嫁ぎ先の名家の当主だった
帝に仇なす鬼に憑かれた男が災いを成そうとする
立ち向かう二人の前に厄が去っていく
そしてひと時の休息を味わう
大正浪漫あふれる帝都で始まる二人のデエト
甘く溶けるほどに幸せな二人の時間
福を招く猫娘と呪われた美麗狐男が寄り添う恋の物語
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!大正浪漫あふれる恋愛ものです!
家では家族から虐げられてきた日向は、使用人からも冷遇され、妹と嫁ぎ先を交換されます。新たな嫁ぎ先は、評判の悪い上月家でした。
嫁いだ先では夫である怜弥からの扱いも当初はひどいものでした。日向は、病で苦しむ怜弥を介抱したり、好きな食べ物を把握したりして夫との関係改善に努めます。日向の頑張りには、応援したい気持ちがわいてきました!怜弥の方も自分の傷痕を日向が怖がらないと知ると、徐々に態度が軟化していきます。徐々に二人の関係が縮まっていくと応援したくなりますね!
日向は猫の怪異と関係があるようで色々と猫っぽい特徴が出てくるのはかわいらしいと思いました!おススメです!!
【レビューコンテス…続きを読む - ★★★ Excellent!!!哀感と闇を超えた先に極上甘々が花開く大正異能ラブロマンに目が離せません
名家に生まれながら「穢れ」と蔑まれてきた日向と、厄に呪われた美麗な狐男。
傷だらけの二人が寄り添い、少しずつ心を取り戻していく過程が胸に迫ります。
福を招く猫娘の異能と、呪いを背負った男の孤独が重なり、帝都の闇に立ち向かう展開は和風ファンタジーの醍醐味そのもの。
大正浪漫の香り漂う帝都での甘いデエトは、読者の心まで溶かしてしまうほど幸福感に満ちています。
私もメロメロキュンキュンでした。
異形と呪い、家の因習、帝都の闇……。
そのすべてを越えて結ばれていく二人の恋は、切なくて美しくて、強い。
和風異能×大正浪漫×濃厚な恋物語として、非常に魅力的な一作です。
是非ご覧ください。
【レビ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!異形と厄が結ぶ、傷だらけの心に灯る甘い嫁入り
特異な瞳ゆえに蔑まれ、妹の代わりに旧家へ嫁がされる日向の境遇は痛ましいのに、彼女が持つ“厄を祓い福を招く”異能が物語に静かな光を落とす。
心が壊れかけた二人が出会い、互いの傷にそっと触れながら距離を縮めていく過程は、和風幻想譚らしい柔らかな余韻を帯びている。
帝都の闇に潜む鬼憑きの当主との対峙は緊張感があり、日向の力が真価を発揮する場面は胸が熱くなる。
厄が晴れた後に訪れる大正浪漫の街での甘いデエトは、これまでの痛みをそっと包み込むような幸福感に満ちている。
福を招く猫娘と呪われた狐男が寄り添い、互いの孤独を溶かしていく恋物語が、しっとりと心に残る。 - ★★★ Excellent!!!冷酷と恐れられる当主の元で、心なき少女は“温もり”を知っていく——。
実の家族から「異形の瞳」「無能」と蔑まれ、使用人以下の扱いを受けてきた主人公・日向。
双子の妹の代わりに嫁がされたのは、病魔と呪いに侵され、恐ろしい容姿と冷酷さで噂される上月家(こうづきけ)の当主・怜弥(れいや)だった。
自分の命にも心にも価値を見出せず、ただ人形のように生きる日向。しかし、過酷な宿命を背負う怜弥の優しさと苦悩、そして温かな老婦人・ギンコとの触れ合いの中で、一滴ずつ氷が溶けるように彼女の感情が芽生えていきます。
お互いに傷を抱えた二人が、食事や静かな日々を重ねる中で少しずつ心を通わせていく過程が丁寧に描かれており、読者の胸を強く締め付けます。
和風ファンタジーの切なさ…続きを読む