概要
コバルトノベル大賞一次通過・某企業のファンタジー小説コンクール最終選考
<あらすじ>(かなりネタバレを含みます)
唯瑠(ゆいる)、桂覇(けいは)、恋華(れんか)の三人は、おなじ師匠のもと、伎芸を学ぶ仲間どうし。ともに修練の時を過ごすうち、唯瑠と桂覇は、恋華に想いを寄せるようになる。
彼らが十五才のとき、世に出る機会が訪れる。都で、大伎芸大会が開かれるのだ。
出場した唯瑠たちだが、惜しくも優勝を逃してしまう。失意に沈む三人。そこに現れたのは紫苑(しおん)という少年で、興業のうしろだてに
なってくれる貴族を紹介してくれると言う。
都で興業をうつと、二年あまりの間に、唯瑠たちは一躍、名と富を得るようになる。
平穏にみえたある日、恋華のことで、いさかいを起こす唯瑠と桂覇。そして、唯瑠のもとに、師匠であり、育て
唯瑠(ゆいる)、桂覇(けいは)、恋華(れんか)の三人は、おなじ師匠のもと、伎芸を学ぶ仲間どうし。ともに修練の時を過ごすうち、唯瑠と桂覇は、恋華に想いを寄せるようになる。
彼らが十五才のとき、世に出る機会が訪れる。都で、大伎芸大会が開かれるのだ。
出場した唯瑠たちだが、惜しくも優勝を逃してしまう。失意に沈む三人。そこに現れたのは紫苑(しおん)という少年で、興業のうしろだてに
なってくれる貴族を紹介してくれると言う。
都で興業をうつと、二年あまりの間に、唯瑠たちは一躍、名と富を得るようになる。
平穏にみえたある日、恋華のことで、いさかいを起こす唯瑠と桂覇。そして、唯瑠のもとに、師匠であり、育て
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!~ 詩は、銃よりも強し ~
三人の伎芸者たちが才と意地とぶつかりあいの中で生きていく物語でありながら、最後まで「詩とは何のためにあるのか」という問いを手放さない一作でした。
圧倒的だったのは終盤の場面です。詩が完成した直後、恋華が月明かりの下でそれを歌うと、仮面兵たちが次々と武器を捨てていく。権力が刃で押さえてきたものを、ひとつの詩がひとこえで溶かしてしまう。ファンタジーの文法で描かれながら、この場面は、創作が持ちうる本物の力への確信から書かれていると感じました。
三者の関係性の描き方も丁寧です。唯瑠の優しさ、桂覇の烈しさ、恋華の芯の強さがそれぞれ一本筋が通っており、三人が三角形をなしているからこそ物語が動く。斉綺との…続きを読む