概要
指針は正常。だが、王国は壊れていた。
「お前の異常記録など、ただの妄言だ」
王宮魔導具管理局の下級魔導具技師レオンは、魔力が弱く、高位魔法も使えないことから「無能」と呼ばれていた。
しかし彼には、王国で唯一の力があった。
それは、魔導具の導脈に潜む歪みや、壊れる前の兆し――そして破損の核心を視る鑑定眼。
王都の第三結界塔に異常を見つけ、何度も警告していたレオン。
だが、その言葉は王宮で切り捨てられ、彼は追放される。
その後、レオンが辿り着いた辺境都市では、中央魔導炉が停止寸前になっていた。
誰も原因を突き止められなかった魔導炉。
誰も異常と呼ばなかった綻び。
だが、レオンには視えていた。
「壊れているのは炉心ではありません。導脈の奥に、別の綻びがあります」
指針は正常。
だが、王国は壊れていた。
無能扱いされ
王宮魔導具管理局の下級魔導具技師レオンは、魔力が弱く、高位魔法も使えないことから「無能」と呼ばれていた。
しかし彼には、王国で唯一の力があった。
それは、魔導具の導脈に潜む歪みや、壊れる前の兆し――そして破損の核心を視る鑑定眼。
王都の第三結界塔に異常を見つけ、何度も警告していたレオン。
だが、その言葉は王宮で切り捨てられ、彼は追放される。
その後、レオンが辿り着いた辺境都市では、中央魔導炉が停止寸前になっていた。
誰も原因を突き止められなかった魔導炉。
誰も異常と呼ばなかった綻び。
だが、レオンには視えていた。
「壊れているのは炉心ではありません。導脈の奥に、別の綻びがあります」
指針は正常。
だが、王国は壊れていた。
無能扱いされ
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