概要
お前の権力、借り物だろ?なら剥がす。
《解除士》。
それは、鍵を開け、簡単な封印を解く程度の外れ職。
攻撃魔法も使えず、剣も弱く、誰からも雑用扱いされる職業だった。
だが、レオン・アッシュフォードの《解除》は違った。
処刑場で、ひとりの奴隷少女が罪人として首を落とされようとしていた。
首には奴隷印。
周囲には貴族、神官、そして黙って見ている民衆。
魔法陣の点検係としてその場にいたレオンは、少女の首輪に違和感を覚える。
それは正当な奴隷契約ではない。
人を罪人に仕立てるため、偽装された呪いだった。
「解除」
その一言で奴隷印は砕け、悪徳貴族が隠していた違法契約の魔法陣が、処刑場に浮かび上がる。
奴隷契約。
呪い。
洗脳。
偽りの加護。
勇者のチート補正。
神託を装った支配。
世界を縛る理不尽を、レオンはひとつ
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