概要
少女は喋らない。けれど、一言で世界を変える。
父の仕事の都合で、東京から田舎町へ引っ越してきた高校生 朝倉湊人。
転校初日、彼が出会ったのは、教室でいつも一人、本を読んでいる少女——白瀬しずくだった。
長い黒髪に黒いマスク。声を出さず、会話はスケッチブックやスマートフォンでの筆談だけ。
近寄りがたい雰囲気とは裏腹に、画面の中では大量の絵文字とともに都会への憧れを語る、少し変わった少女だった。
そんな彼女が持っているのは、これから起こる怪異を予言する一冊の本。
怪異に狙われる少年と、怪異を追い続ける無口な少女が、まだ起きていない「最悪の未来」を変えていく物語。