詩を見れば情景が浮かぶ。たった二行の間に情景、感情、風景、全てが込められている。これだけの才能を持つ人はなかなか居ないだろう。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(555文字)
日々の暮らしの中で、命がどこへ流れていくのかを見ているとても美しい話だと思いました。後半からは、この世を仮住まいとして見ているような老成した感覚が入ってくるのも秀逸で面白い。筋で読ませるよりも、生活の断片を並べることで、その人の時間の流れ方を見せる優秀作品です。とても味わい深い、作者の観察眼が光る、美しい連作だと思います。
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