夕暮れの音楽室を舞台にした、短くて静かな作品派手な展開はありません。それでも、読み終えるとしばらく作品の空気が頭に残ります。ピアノの音や言葉にしきれない感情の動きが丁寧に置かれています。それでいて、語りすぎない書き方が、登場人物の心をかえって鮮明にしています。余韻の残る物語や、静かな感情の変化を味わいたい人に、ぜひ読んでほしい作品です。
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