概要
好きだと気づいたのは、消えた後だった。いや、ずっと前から、知っていた。
鏡淵町・神代学園都市。神代重工が管理するこの閉じた街で、瀬戸晴斗は義妹・夕奈の髪を毎朝結う。血は繋がっていない。家族だ。それでも、この習慣をやめられない理由を、晴斗はずっと直視しないでいた。
ある放課後、西階段の踊り場で夕奈が消えた。
緋色のリボンだけを残して、光の粒子のように。
残されたのは、名前すら思い出せない喪失感と——「俺が、彼女をこうしてしまったのかもしれない」という、逃げ場のない予感だけだった。
これは、揃わないまま隣にいることを選んだ、不完全な二人の物語。
ある放課後、西階段の踊り場で夕奈が消えた。
緋色のリボンだけを残して、光の粒子のように。
残されたのは、名前すら思い出せない喪失感と——「俺が、彼女をこうしてしまったのかもしれない」という、逃げ場のない予感だけだった。
これは、揃わないまま隣にいることを選んだ、不完全な二人の物語。
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