概要
「猫になったみたい」誰かが呟いていたのを思い出す。
研ぐほどに、磨くほどに、削るほどに。
剥き出して季節を生きていく。
そんなひととき。
剥き出して季節を生きていく。
そんなひととき。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!どこが違うの?
彼女が爪を見てる。
つけ爪。
爪が伸びて、つけ爪の根元にスキマができてる。
次、どうしよっかな?
思案を巡らす横顔を見るのは、
キライじゃない。
このお作品。
ネイリストであり、創作もしているという女性が主人公。
小説を書いていると、推敲という作業がついて回る。
アレを切って、コレを足す。
この言い回しは、前後に合わせて、変える。
一見、傍から見たら、どこが違うの?
けど、本人にしたら、大違い。
主人公は、職業柄、自らの爪も研ぐ。
いつ見ても、キレイに切り揃えたように。
小説と、爪。
パッと見、どちらも変化がないように見える。
けれど、違う。
研ぎ澄ましている。
彼女が軽やかに指をくねら…続きを読む