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概要
君が来てから、書けるようになった。
三年前にデビューして、二冊出して、三冊目が書けない。
一行も書けない。
ある冬、図書館で俺の本を読んでいる人に、声をかけた。
その週、彼女は同じ席にいた。次の週も。
「うちに来る?」
君は頷いた。
来た日から、君は何も言わない。
喋れるのに、喋らない。
理由は聞かなかった。聞いた瞬間に、君がいなくなる気がした。
君が来てから、俺は書けるようになった。
文芸短編読切。静かに、書ける話と、書けなくなる話を、同じ一本の線で。
一行も書けない。
ある冬、図書館で俺の本を読んでいる人に、声をかけた。
その週、彼女は同じ席にいた。次の週も。
「うちに来る?」
君は頷いた。
来た日から、君は何も言わない。
喋れるのに、喋らない。
理由は聞かなかった。聞いた瞬間に、君がいなくなる気がした。
君が来てから、俺は書けるようになった。
文芸短編読切。静かに、書ける話と、書けなくなる話を、同じ一本の線で。
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