概要
明日には明日の風が吹かない
ファッキン遺産。
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- ★★★ Excellent!!!居心地の悪い愛を水に流すために、シシオドシは今日も30秒に一回、鳴る。
この話を読んで、僕が東京で桶屋をするならどこに開くだろう……。と考えた。おそらく赤坂あたりだ。作品の冒頭に出てくるように三種類の――大きさが違うだけの桶を並べて。
きっと、このご時世だから店舗を持たず、オンラインストアで受注生産してもいいのだろうが――。
それでもやっぱり効率重視の資本主義に歯向かうために、現代アートじみた店舗経営、もしくは白い器に麺と琥珀色のスープだけ浮かべた“らあ麺や”のような温度感で、誰かがいなくなった後の余生を過ごしてみたくなった。
嫌いな親から遺産を受け取った主人公は、貰ったお金を素直に使わず、儲からない桶屋を開く選択をする。
別に確かめなくてもいい機能性を確かめ…続きを読む