概要
その残響は時を越え、隠された真実と向き合わせる──
「まだ貼られてたんだ、これ──」
校舎1階の掲示板。その前に佇む、見知らぬ女性。彼女が見つめていたのは、誰からも忘れられていた、『遺物保存同好会』の勧誘ポスターだった。
違和感を覚えた和田緋音は、親友で〈現代の名探偵〉の絵本千蔭に相談を持ちかける。
調査していく過程で浮かび上がったのは、過去の生徒会日誌に残された不可解な一文。
『いつ、月原くんに渡されたのか?』
そして──無残に破かれた3ヶ月分のページ。
「やっと渡せた──」
「あなたがここへやってきた目的が何にせよ、無事果たされることをわたしは願ってます──」
残響を抱き続けた彼女が最後に下した決断とは──
校舎1階の掲示板。その前に佇む、見知らぬ女性。彼女が見つめていたのは、誰からも忘れられていた、『遺物保存同好会』の勧誘ポスターだった。
違和感を覚えた和田緋音は、親友で〈現代の名探偵〉の絵本千蔭に相談を持ちかける。
調査していく過程で浮かび上がったのは、過去の生徒会日誌に残された不可解な一文。
『いつ、月原くんに渡されたのか?』
そして──無残に破かれた3ヶ月分のページ。
「やっと渡せた──」
「あなたがここへやってきた目的が何にせよ、無事果たされることをわたしは願ってます──」
残響を抱き続けた彼女が最後に下した決断とは──
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!~ 忘れられたポスターが呼び戻す、生徒会日誌の3ヶ月 ~
校舎の掲示板に貼られたままの「遺物保存同好会」の勧誘ポスター、それを見つめる見知らぬ女性——この小さな違和感から、和田緋音と探偵猫・絵本千蔭が過去の謎を掘り起こしていく構成が、シリーズ既読者にも新規読者にも入りやすい一篇になっている。
過去の生徒会日誌に残された「いつ、月原くんに渡されたのか?」という不可解な一文と、無残に破かれた3ヶ月分のページという物証が軸になっており、当時の関係者の証言を一つずつ積み重ねながら真実に迫っていく構成は短編ながら丁寧だ。「やっと渡せた」という台詞に至るまでの時間の積み重ねが、単なる謎解きを超えた感慨を残している。
完結済み・全8話・1万8千字強というコンパク…続きを読む