私たちは、カクヨムで素敵な作品を書いてくれるほぼ全ての人の顔も名前も知らない。それでも、作品の続きを楽しみにしている。本作は、小説投稿サイトだからこそ味わう寂しさ、そして安心を書いている。カクヨムユーザーは誰もが共感してしまうのではないだろうか。あまりにも脆く、でも温かい繋がり。あなたの作品も、きっと誰かが待っていますよ。
webで連載される小説のほとんどが完結を迎えないまま放置されるという話は、カクヨムユーザーであれば御存知だろう。作品を愛する読者として、描かれる予定だった物語の先が気にならないわけではない。しかし、物語は作者なくしては紡がれない。あの人は、どうして更新をやめてしまったのだろう?あの人はいま、どうしているだろう?物語の未完と更新停止を嘆く気持ちは、いつしか作者の安否を案じる気持ちに吸収されていく。そんな、誰もが経験したような寂しさと不安を、自身の体験をまじえて吐露したエッセイ仕立てのショート。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(163文字)
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