概要
その木曜の欠席は、さぼりではなく救難信号。
①あらすじ
埼玉県内の古いあけぼの団地に赴任してきた若い管理担当の陽向は、苦情箱の中に一枚の紙を見つける。
「明日、ぼくはずる休みします。さがさないでください。コドモ」
規則をきちんと守る陽向は、最初こそ子どものいたずらだと片づけかける。だが、団地で暮らす桃子は、その書き方の奥に、見つかると困る本物の事情があると気づく。二人が団地を歩き、痕跡をたどり、空き室の三〇二号室を開けると、そこには子どもたちが勝手に作った秘密基地ではなく、泣いたら水を飲むこと、きょうだいがいても狭いと言わないことが書かれた、小さな避難所が残されていた。
やがて陽向は、木曜日に休みがちな五年生の真央が、夜勤明けで眠る母を起こさないため、幼い妹を連れてそこに身を寄せていたことを知る。しかも「コドモ」とは一人の名で
埼玉県内の古いあけぼの団地に赴任してきた若い管理担当の陽向は、苦情箱の中に一枚の紙を見つける。
「明日、ぼくはずる休みします。さがさないでください。コドモ」
規則をきちんと守る陽向は、最初こそ子どものいたずらだと片づけかける。だが、団地で暮らす桃子は、その書き方の奥に、見つかると困る本物の事情があると気づく。二人が団地を歩き、痕跡をたどり、空き室の三〇二号室を開けると、そこには子どもたちが勝手に作った秘密基地ではなく、泣いたら水を飲むこと、きょうだいがいても狭いと言わないことが書かれた、小さな避難所が残されていた。
やがて陽向は、木曜日に休みがちな五年生の真央が、夜勤明けで眠る母を起こさないため、幼い妹を連れてそこに身を寄せていたことを知る。しかも「コドモ」とは一人の名で
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