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概要
戦士は今日も、戦場を彷徨っている
「勇者を、殺す」
魔族の将グラディアスは、そう誓った。
勇者率いる人間族連合に敗れ、仲間を屠られたあの日から――彼は壊れた人形のように、ただ剣を振るい続けている。
あの女を、勇者を討たねば、終われない。
部下たちの怨嗟も、己の敗北も、すべてが未だ、終わっていない。
戦後処理に追われる中、ある日、勇者の提案により『平和の決闘会』の開催が告げられる。
東西南北、あらゆる種族の代表が一堂に会し、最強を決するという。
――それは、戦争に代わる、もう一つの戦場、だった。
主君のため、失った者たちのため。
そして何より、自らの復讐のために。
グラディアスは出場を決める。
人間族代表として現れるであろう勇者を――この手で、確実に殺すために。
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