主人公向太郎はワークライフバランスのライフを重視するサトリ男子。
急にライブに行けなくなった友達の代わりにSNSで同行を募ったら、職場のストイックな美人(男)上司高下が来てしまい…。
不器用で対人関係で誤解を与えがちなゲイの高下と、良くも悪くも普通なノンケの向太郎が推し活を通じて仲を深め、性的指向や社内での人間関係に悩み、それぞれの葛藤を乗り越えて関係を築いていく物語です。
さらりとした書き口は読みやすく、推し活の良さを追体験しながらも二人の気持ちに没入させてくれました。
あと数話で完結との事ですが、完結をリアタイで楽しんでもらいたいという気持ちで今文字レビューを記しています。
素敵な物語をありがとうございました。
普段は省エネ男子の主人公・向太郎とクールで鬼な美形上司が、とあることがきっかけで推しのライブ会場へ同行します。
ここから全ては始まったかと思いきや、実は…
本作最大の魅力は、丁寧に綴られた内面です。
時に共感したり、切なくなったり、キュンとしたり、相手には伝わってないんだよなぁと思うともどかしくなります。
また、省エネ男子の主人公・向太郎は、オタ活をするのに生きがいを感じています。
作者様もドルオタであるため、リアルな楽しいオタ活も盛り込まれているところも魅力の一つです。
読んでいて楽しいですよ。
今後、二人がどのようにして距離を縮めていくのか期待しています。