読み終えた後、ついついGOOGLE先生のお世話になってしまいました……。
本編を最後まで読んだら、「具体的には一体……」とやはりワードを検索して確認したくなることでしょう。
本作では「色鬼」が行われます。それは「鬼」となった人間が「赤」などの色を口にし、逃げる側はその色のついたものを手に取り、鬼に捕まらないようにする遊び。
主人公たちは負けず嫌いで汚い手ばかり使う「ダイキ」に対抗するため、「色鉛筆セット」を用意します。それがあれば、どんな色を口にされても、セットから一本を取り出した段階でセーフ。
それで必ず勝利できるはずだったが……
最終的に彼らはどんな決断をすることになるか。その場で「GOOGLE先生」を降臨させれば、どうにかワンチャン対抗する術は得られる……かもしれない?
この作品は世界一面白くない色鬼というタイトルだけど、最後まで読んで、なるほど、確かにこれは世界一面白くないなって納得しました(笑)
あ、でもこの作品自体はとても面白いですよ!
この物語は、コウセイという人気者のイケメンが、小学校の休み時間に色鬼をやろうとクラスメイトたちに呼び掛けるところから始まります。
色鬼がどういうものかというと、逃げる人が「い~ろ~い~ろ~な~にいろ?」と叫ぶと鬼が「赤!」みたいな感じで好きな色を叫び、逃げる人は赤色のものを探して触る。鬼は五数えてから走りだし、赤色に触っている人はタッチされずに済み、触っていない人が追いかけられる、という遊びです。
そして色鬼を実際にすることになるのですが、問題はダイキというクラスで一番賢くて負けず嫌いの男子が参加すること。
彼は「俺を入れちまったら、絶対に勝っちまうよ」とまで言います。
ずいぶん自信家だな……と思いましたが、最後まで読んで、たしかにそれほどの自信を持つだけのことはあるなと納得しました(笑)
是非読んでみてください! きっと衝撃を受けますよ!