これが固定観念の落とし穴。操る糸がどこにあるか、ちゃんと見つけておけば

 主と従。それはひそかに表裏一体なものと、昔から定番となっています。

 猫と猫の飼い主。これはどっちが「主」でどっちが「従」か。事情に詳しい人間にとっては、「人間が主に決まっておろう!」と即答するのがいかに難しいかは嫌というほど理解できていることかと思います。

 本作の主人公は、友人が持っている「フランス人形」が自由に動き回るのを見る。「人形使い」をする姿に感心し、それから彼の家に招かれることになるが……。

 少年漫画とか、オカルトが絡む世界においては、「この事実」を把握できないことは命取りとなる。
 「とある固定観念」に縛られたままでいると、「物事の本質」を見誤る。そうしていつの間にか致命的な「罠」にはまることもあるかもしれない。

 果たして、「人形」とは何を指し、「操る」とは何を意味するか。そこが大きなポイントとなってきます。

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