この島には神様がすくう。そして彼女のとなりにも

舞台は沖縄、宮古島。
作家志望の女子高生、彼女の『かみさま』である小説家の女性の、七日間の心のふれあいを描いた作品。
 主人公を通して見える世界は、どこも青く煌めいている。まるでこの七日間の全てが宝物であると主張するような、そういう世界への賛歌に満ちている。
言葉によって繋がる関係は、やっぱり言葉によって断ち切られ、また新しく紡がれていく。
辛くとも作り続けるあなたになら、きっと彼女たちの言葉が届くはず。