エウロパの蟹

クレット=タース

エウロパの蟹

――蟹が食べたい。


 蟹という生き物は、かつて地球の海を彩っていた。赤々と茹で上がり、人間の食卓に並び、爪を鳴らして海岸を横歩きするその姿は、人類の食欲と郷愁を同時に刺激してやまなかった。


 だが、文明の飽くなき欲望と気候変動とが手を取り合った結果、二十一世紀半ばには最後の個体が水族館の水槽で泡を吐き、そのまま泡のように種そのものが消えた。

様々な要因はあるが、異常気象によって蟹の種族に発生した致命的な流行り病が、海も瀬も沢も、実際にはヤドカリの仲間であるタラバガニまで、ひとしく滅ぼしてしまったのだ。


 私は世界から蟹が失われた後に生まれた世代だ。蟹を食べたことがない。

しかし祖父は私が幼少の頃から、かつて食べられていた蟹の事をたくさん聞かせてくれた。


 蟹は祖父の好物であり、そして日本最後の蟹専門飲食店を営む経営者でもあった。

希少で高級なものとなった蟹を求めて、常連客には上流階級の人々も多くいたという。

祖父は蟹が滅ぶに従って、業種を転向させることなく店を畳み隠居していたが、家には当時をしのぶ元常連の政治家などが訪問してくることもあった。

彼らを見送ったあと、祖父の言っていた事が今も思い浮かぶ。


「人はみな、蟹の身をほじくることに心を奪われ無言になってしまう。だから会食には不向きだった。だが高級になったことで外交の場にも蟹が並ぶようになると、険悪だった政治家同士も、子供のように夢中になって蟹をほじくる。そしていつしか私の店で蟹仲間となり絆が生まれるのだ。蟹は世の中を平和にする」


 当時子供だった私にはそんなことより味が気になったが、ともかく私は蟹に強く興味を持ち、蟹の亡霊に憑かれた人間のように人生を歩んだ。


 まず水産学部に進学し、養殖の研究室に潜り込み、蟹の再現を夢見た。

しかし蟹というのは共食いをするのでそもそも養殖に向かない。それに流行病の再発もありうる。近縁種からの遺伝子改変の技術でどうにかなるほど蟹は単純ではなかった。

研究者としての挫折を味わった私は、奇妙な転身を遂げた。政治の世界へと足を踏み入れたのだ。


 祖父のおかげで政界に顔が効いたのもあり、私は若くして水産大臣という肩書きを手にした。この頃の日本は気候変動による海水面上昇によって国土が狭まり、農業では国民の胃袋を満たすことができなくなっていた。水産大臣に求められたのは、海を巨大な牧場に見立てて、大量で効率の良い水産物の養殖事業を確立することだった。

 蟹の復活には失敗したものの、研究者として養殖に関する知見は人一倍あった。様々な苦難がありながら、私は海洋都市の建設と海中牧場の養殖事業確立に成功し、世間で一目置かれるようになる。


 しかし私にとってこれらは蟹を取り戻すための布石でしかなかった。

会議で水産庁の官僚が淡水魚の漁獲量について延々と報告する横で、私は宇宙探査の最新成果をこっそりとチェックしていた。


 木星の衛星エウロパ。その氷殻の下には広大な海が広がっていると長らく噂されていたが、二十一世紀の観測技術はその推測を確信に変えていた。となれば地球外生命体が棲んでいる可能性もゼロではない。するとエウロパを周回する最新の探査機からつい先日、氷の割れ目から噴き出す水蒸気に、有機分子と、奇妙に甲殻類に似た影の存在が報告され始めたのだ。

科学者たちは「未知の多細胞生物」として発表した。

私はただ一言、「蟹だ」と呟いた。


 私は大臣という権力を盾に予算を強引に引き出し、宇宙船の建造計画を立ち上げた。

批判は多かった。なぜ水産大臣が宇宙開発をするのかと。

私は答えた。


「そこに蟹があるから」


 記者たちは失笑し、世論は古典を引き合いに出して揶揄した。農協が月にいくなら漁協は木星にいくのか、と。

 だが票田の漁協と水産加工会社は強力に支持した。蟹の名を冠する伝統行事を持つ港町は多く、先祖から伝わる文化を失いたくなかった。また蟹の代わりにカニカマを作っていた加工会社も、本物の味が分からなくなり別物となっていく危機感があった。

彼らは蟹が甦るならと熱狂的にロビー活動を行い、私の政策を支えてくれた。


 こうして宇宙船は、予算と欲望と妄執が入り混じって出来上がった。

設計者たちは最初、惑星探査用に人間が何か月も暮らせる堅牢な船体を思い描いていたが、私は考え方を根本から変えるように言った。


「君たちが作るのは宇宙船ではない。漁船である。蟹を持ち帰れる冷凍庫を備えろ」


 瞬間冷凍に定評のある水産加工会社で密かに研究させていた冷凍睡眠技術を投入し、人と蟹を活きたまま冷凍して運べる世界初の星間探査船が完成した。

人はいつしかそれを「蟹航船」と呼んだ。


 蟹航船は海洋都市の打ち上げスペースで組み上げられ、乗組員は全国各地から選りすぐった漁師が、海中牧場で働きながら水中での疑似微小重力下での生活で訓練を続けた。

無論、船長は私だった。大臣の座を退き、このプロジェクトにすべてを賭けることにしたのだ。


 打ち上げの日、私は静かに船内でモニター越しにロケットモーター点火を見守った。

出発式では船長として「人類の科学的探究心と未来の食文化を拓く歴史的一歩」などともっともらしいスピーチをしたが、胸の内は期待で心が躍っていた。

 カウントがゼロに達する。リフトオフ。ロケットの燃焼と分離を経て、宇宙船は無事に第二宇宙速度を超えてエウロパへと飛んだ。


 エウロパへの航行中は数年間を冷凍睡眠で過ごした。冷凍睡眠中に私は夢の中で、蟹の甲羅の模様が地域ごとに異なることや、足を八本と数えるか十本と数えるかという分類学的瑣末事に悩まされていた。そのうち巨大な蟹が泡を吹き、私に横歩きで近づいてきたところで、夢が覚めた。

 冷凍睡眠の寝起きは無重力酔いと相まって最悪だった。乗組員たちはその辺でゲロを吐いてはそれが無重力で球となって口にへばりつき危うく窒息しかけていた。ベーリング海峡の荒波を経験していた歴戦の漁師ですらやられていたほどだ。

 ガンガンに痛む頭を押さえながら、観測機器の情報に目をやると、予定通り我々はエウロパの周回軌道に乗ることができらしい。赤い皺が走る青白い星が眼下に広がっている。


「工船モード起動せよ」


 私の音声入力に従い、船内コンピュータが船の側面にある小型無人調査船を分離し、自動制御でエウロパへと降下させていった。

 やがて調査船が到着したエウロパの氷は、一説では100kmの厚さとも言われていたが、意外なほど優しかった。最新鋭のレーザードリルがあっさりと裂け目を広げ、氷の下の海が姿を現した。

そこで調査船からさらに小型の深海探査艇が分離して水中へ降りていく。

探査艇が海の中を深く深く潜っていくと、思っていたよりも大分浅い距離で海底に到達した。

エウロパの海はマリアナ海溝の10倍は深いと予想されていたが、氷の薄さからして実際には海底に起伏があり、我々は運よくエウロパでも非常に浅い海域に当たったようだ。


 着底した探査艇のカメラ映像が母船に届けられ、真っ暗な海底を映し出す。

すると何か動く影が映りこんで私は息を呑んだ。

そこには硬い外殻、鋭い爪、節のある脚――まぎれもなく蟹がいた。

厳密にいえば地球の蟹とは異なる起源から進化を辿ったであろうエウロパの蟹。

しかし、私の目にはそれは夢にまで見た蟹そのものだった。

そして蟹は、海底にうじゃうじゃと大量に居た。


 次に探査艇がマニピュレータの腕で一匹を捕まえて調査船近くまで浮上すると、水面下に投下してあった海中の検査装置のケージへ放り込んだ。そこで蟹は活きたまま様々な機器があらゆる角度から観察され、さらにレーザーで脚を1本切除してその血肉に有害物質が含まれていないかも徹底的に調べ上げられた。


 エウロパの蟹は氷の下の冷たい海底に適応したのだろう、真っ白な体をしていた。しかしそれを除けばズワイガニを一回り大きくした程度しか、地球の海底に住むカニと見た目の違いがないように思われる。より詳細なことは調査船の搭載機器では調べきれないが、成分分析結果は「食べて問題なし」だった。

 科学者ならば論文の一行目をどう書くか思案したに違いない。だが私はただ、口の中に唾液があふれ出すのを堪えるのに必死だった。


「おい、エウロパさ行くんだで!」


 調査結果から有人着陸ミッションがGOとなったのを受けて、乗組員のひとりが地方出身の訛りで皆へハッパをかけた。人類未踏の星へ海の男が最初の一歩を刻むのだ。


 慌ただしく出発準備が進み、母船の後ろ半分が分かれて有人の着陸船が分離した。

私は船長として軌道上の母船に残り指示を飛ばす。ここからは私の出番はない。

彼ら海のプロフェッショナルにこれから超々々遠洋漁業を操業してもらうのだ。


 有人着陸船は無事に無人調査船がいた地点の脇へと着陸し、宇宙服姿の漁師たちがエウロパの凍った大地を踏みしめた。その歴史的瞬間も早々に、彼らは効率よく動き回り、着陸船から様々な荷物を持ち出して設営した。


 最も大切なのは放射線シールドだ。エウロパに大気はなく放射線は非常に強力なので、長時間の船外活動は死に至る。そこで天幕を張って降り注ぐ放射線から自分たちと漁場を守るのだ。

 ドーム状に広げた半透明なビニール風の薄膜が、着陸船から海に繋がる穴まで四方をすっぽり覆うと、その内側からは地平線の先に浮かぶ木星が少しゆがんで見えた。


 次に足元の氷を携帯式レーザードリルで切っては着陸船から伸びるマニピュレーターで掘り出していき、氷の地下室を作った。そこに膨らませると居住空間になるバルーン式気密断熱テントハウスを展開する。

 こうして厚い氷がさらに放射線を防ぐと共に、マイナス150度を超える寒さのエウロパ表面から逃れることができる宇宙漁師小屋が完成した。

 宇宙漁師たちはうちの漁船の船倉より居心地がいいと笑いながら、1日目の船外活動を終えて小屋の中で休息した。


 2日目、彼らはついに漁を始める。

 カーボンとタングステンで編まれた世界一頑丈で軽いカゴを使ったカニカゴ漁だ。

折りたたまれたカゴを開いて調査船と深海探査艇の間に繋がるケーブルへ結びつけると、再びレーザードリルで凍った穴を穿って海までの道を開く。


 探査艇が海へと潜ると、次いでカニカゴがケーブル伝いに海へ滑り落ちていく。水面は外気に触れると一瞬で凍り付いてしまうため、レーザーで周囲を熱しながら投入するのがコツだ。

 すべてのカゴが海面下に消たらレーザーを止める。すると即座に穴が凍ってふさがるが、調査船とつながるケーブルはするすると氷の下へ吸い込まれていく。


 やがて昨日と同じように海底へ探査艇が到着する。続いて、繋げていたカニカゴも等間隔に並んで底へと到達した。カゴには通常なら餌が入っているものだが、エウロパ生物が何を食べるかなど分かるはずもない。そこで、おそらく冷たい海底において熱水噴出孔のように、暖かい熱が生き物を誘引するだろうと考えて、水に触れると熱を発する石灰由来の発熱材が入っている。


 探査艇のカメラがカゴの様子を撮影していると、思った通り海底にいた蟹たちがわらわらとカゴに集まりだして、あっという間にカゴは蟹で満杯になった。

 漁師たちはケーブルを逆回転させ、カゴと探査艇を丸ごと氷上へ引き上げた。蟹がみっちり詰まったカゴは熟練の手さばきで荷揚げされ、エウロパの表面温度でカゴごと瞬間真空冷凍された。続いて着陸船のマニピュレーターがカゴを掴んで船の先端にあるカーゴベイへ載せる。

 無事にすべてのカゴが着陸船へ積み込まれると、漁師たちはどこからか旗を持ってきて地面の氷に穴をあけて突き立てた。

 それは色鮮やかな大漁旗だった。エウロパに初めて翻った人類の旗は、どんな国家でも機関でもなく、彼ら漁師たちの仕事の誇りを示すものであった。

 

 3日目に彼らは撤収を終えて、着陸船を打ち上げて母船へとドッキングし帰還を果たした。

蟹が詰まったカーゴベイは、そのまま持ち帰りのために母船が備え付けた冷凍装置と接続され、宇宙放射線や宇宙船が受ける太陽の熱による温度変化から守られながら地球へと旅するのだ。

同じ理屈でついでに人間もそうして冷凍される。


 地球にいる人々は「地球外生命の発見」と大騒ぎになっていたが、船内の乗組員たちは漁の成功を祝して酒宴を開いていた。エウロパの蟹漁が確立したいま、ダイヤモンドより貴重な宇宙の蟹はとんでもない資産価値となるからだ。ゴールドラッシュならぬ、カニラッシュが始まる予感があった。宇宙条約なんのその、そこに海と魚介があれば、漁師は必ず追い求めるだろう。


 帰還の途上、冷凍睡眠に入る前に、私は毎晩のように冷凍庫の前に立った。これが地球に到着した瞬間、いかに人類の食卓が歓喜に包まれるかを想像した。すでに各地の観光協会は「蟹まつり復活」のポスターを刷り始めていたらしい。今回の初収穫はせいぜい300キロ程度の水揚げでしかなく、人類にとって貴重な生体サンプルなのだから配れるわけもないのでバカげた話だ。

だが私もそのバカげた夢の中心にいるのだ。


 こうしてまた数年かけてエウロパから地球へ無事帰還すると、歴史的な遠洋漁業(サンプルリターンミッション)の成功に世界中が沸き立ち、乗組員たちはメディカルチェックを終えたあとに凱旋パレードやインタビューへ引っ張りダコとなった。

 一方で冷凍したまま地球へと届けられた蟹は、さっそく研究者たちが分析を始めた。生物学的構造、進化の歴史、未知の代謝経路。科学的好奇心は無限だった。

 しかし私の独断で、その一部を「公的な試食用サンプル」として割り当てた。言葉を飾れば「食文化的側面からの評価」である。だが実際はただ、私が食べたかったのだ。


 当然、未知の生物、しかも地球外生命体である。

それを食べることについては猛烈な反対運動が起こると私自身思っていた。

 だが、人生をかけて蟹を取りに行くという事がすでに狂気の沙汰であったことから、地球の世論はもはやあいつならしょうがないという諦観のような空気が醸成されていたらしい。


 初めての調理は私自身の手で、極めて儀式的に行われた。

茹で釜は特注のステンレス製。水は純度の高い蒸留水。温度計を握る手が震える。

この様子は世界中へ生配信されており、一挙手一投足を全人類が見届けている。

 国の研究機関が慎重に行った解凍処置でカニカゴから取り出された、一匹のエウロパ蟹がうやうやしく持ち込まれる。

まるで聖なる祭祀でも執り行うかのように、私はそれを大事に受け取ると、蟹を湯へと沈めた。泡が立ち、雪のように白かった殻が徐々に赤へと変わる瞬間、私は涙がにじむのを感じた。


 祖父が遺してくれた蟹調理レシピに基づいて塩加減を調整し、茹で上がったことを確認すると、釜から引き揚げて湯を切った蟹をザルに載せ、食事のテーブルへ配膳する。

私は付けていたゴーグルやマスクやエプロンを外して、テーブルの椅子へと腰を据えた。


 まずは蟹の爪がついた右脚――専門用語で爪下と呼ぶ――を、この時のために職人に特注したステンレス製のカニ切りバサミで甲羅側との接合部を切り離す。

 ぶしゅっという音と共に蟹の汁が流れだし、湯気が立ちのぼる。

 

 続いてハサミで爪下の殻を縦に切り、爪の根本――専門用語でボンボリと呼ぶ――の手前でぐるりとハサミを入れ、爪と繋がったまま殻を剥く。

白と赤で彩られパンパンに膨らんだ身がだらりと垂れ下がり、芳醇な香りが鼻を突いた。

 配信しているカメラがそれをズームアップで映し、そのあまりにエキゾチックな肉の艶めきに、蟹を知らない世代の人類は興奮のあまり失神する者まで出た。


 うっとりと眺めたあと、私は意を決してそれを口へ運んだ。

 その瞬間、甘味と旨味が舌の上で炸裂し、全身の細胞が歓喜の声を上げる。

 私の人生がいま、ここに完結した。


 刹那、違和感が走った。喉が急激に腫れ上がり、呼吸が途切れる。

心臓の鼓動が消え、身体がいう事をきかない。

私は蟹の爪を取り落とし、床に崩れ落ちた。

配信クルーが慌てて私へ駆け寄ってくるのがスローモーションで見える。

何が起こっているのか理解できなかった。


 遠のく意識の中で、配信チェック用のモニターに流れる緊急ニュース映像が目に入った。

持ち帰ったエウロパの蟹を研究していたチームが記者会見を開いている。


 「エウロパで発見された蟹からDNA構造が見つかり、地球由来である可能性が極めて高いことが判りました。約6500万年前、かつて恐竜を滅ぼした隕石衝突の衝撃が、膨大な海水とともに甲殻類を宇宙へ吹き上げたのです。それらが活きたまま宇宙で凍り付き、氷の粒に閉じ込められ、地球を脱出する速度で宇宙を漂い、長い航海の果てに木星の衛星エウロパに漂着した。

そして海の中で解凍され、奇跡的に仮死状態から目覚めて現代まで進化適応して生き延びたのでしょう」


 なんという巡り合わせだろうか。地球から追放され、宇宙を彷徨った蟹が、私の手で再び地球へ戻されたのだ。だが、それですべてが分かった。


 私は、重度のカニアレルギーだったに違いない。


 もはや滅んだ種族へのアレルギー検査などやるはずがないので分からなかったのだ。

 それがよもやエウロパの蟹が地球と同じ組成で、同じアレルギーを引き起こし、アナフィラキシーショックを引き起こすとは。


 視界の端で、食べ残した蟹が赤く輝いていた。悠久の時を越えて星の海から海へ渡った存在。その奇跡を前にして私は意識を失う直前に思った。



――蟹は死ぬほど美味かった。





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