秋の夜長に、どうですか?


 鈴虫、ススキ、鰯雲————そんな、哀愁漂う秋風景の狭間に、ああ、ゆらりと見え隠れする。ほら、そこに。

 聞こえなかった声、見つけてもらえなかった、姿。

 階段甘栗先生の、美しくもゾッとする、秋の創作怪談短編集。

 秋の夜長に、是非。