第3話

人混み、出店

2人でたくさん好きなのを食べた。



「それ、俺にもちょうだい」

なんて言う優くんはさりげなく間接キスをする。

照れる私を置いてもぐもぐ食べている。

優くんらしいなと思う。



自然と今度は優くんから手をつなぐ。


指を絡めさせて優くんは恋人つなぎをする。


ドキドキ…嬉しい…。


君の男性らしい手が好き…。



花火が始まる



「優くん、今日はありがとう!めっちゃ楽しかった!髪飾りも用意して計画してくれたんだよね!」



「俺もめっちゃ楽しいよ、ありがと!

 絶対愛華と来たくて…」


「そうなの?嬉しい!」



「愛華…」

「ん?」



「大好きだよ」


花火の音でかき消された。


「なんて言ったの?」


もう1度花火が鳴るタイミングで

優くんはキスをする。


「優くん!?」



「愛してるよ」


今度は耳元で囁いた。


満面の笑みで優くんは笑う。


照れた私を見て



「そんな顔して…もう1回ちゅーするよ」




かっこよすぎる君は花火の様に眩しかった

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囁きに何度も恋落ちる 恋文春奈 @fruittart

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