すれ違う心、両片思い

翠容

すれ違う心、両片思い

口では恥ずかしくて言えないから、

「惚れた女のひとりくらい俺一人で守ってやる」

そう背中で語ってる。


どうしてかな。

あなたは言葉にしなくても、気持ちは伝わると想っているところがあるよね?


それはだな…

おまえのことが愛しいからこそ、言葉にするのが怖いと思うからで‥。


言いたいことがあるならば、はっきり言えばいいのに。

なのにあなたは何も言わないし。


だからほら、態度で示してるって。

何も言わず、俺の背中の後ろで守られていて欲しい。

突き刺さるっておまえの無言の抗議。


すれ違う女心と男心。

ふたりの心が交じり合う日は来るのか?


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

すれ違う心、両片思い 翠容 @suzu-yo3

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ