春待つ心

夜明けの象

春待つ心


寝るまでも目覚めてからも生徒らのことを考えうとうとする春


がむしゃらに生きる今こそ青春と寝ずにつくった試験かかげて


夏の陽に汗を光らすこともない生徒を胸に読み出す『生きる』


生徒らの深いため息いつの日か強い息吹になれと陽は射す


AIのように正しい言葉だけ繰り返している秋の教室


真夜中に点滅をする信号のように生徒を叱りつづける


なぜだろう心をこめてしたいのに殺さなければやっていけない


水仙の香りのように生徒らに寄りそえたらと仰ぐ冬ぞら


生徒らの笑い声からほぐされる心もあって職員室へ


おはようの声が聞こえる教室へ今日もよしっと頬たたき行く


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春待つ心 夜明けの象 @yoakenozou

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