万博ビリヤニ事情

万博へお越しの皆様、もしやビリヤニをお探しではないでしょうか。


なぜか自分は万博に来るようになってから、ビリヤニを食べる機会が多くなりました。

この会場にはビリヤニを販売している場所が何か所かありますので、自分が知っている場所について書いてみます。


開館のおくれていたインドパビリオンではチキンビリヤニを提供しています。

レストランはテイクアウトのみで、基本的に展示をみてから利用する形式で単独では利用できません。

しかし、インドパビリオンではそのあたりがよく変わります。

閉館間際には、ビリヤニを含む三品の半額セールをやっていた時期もあり、直接レストランに行ける事があったりもしました。

最後に行った時には21時だった閉店時間が21;20までに延長されていました。

もしもまだそのままなら、21時を過ぎてもまだフードを購入できるパビリオンとして、東のヘルスケアパビリオンに並ぶ西のインドという事になります。


インドよりも開館が遅れていたネパールパビリオン。

三角形の中庭を囲む二階建ての建物の一階部分ほとんどを飲食店や土産物屋に当て、遅れを取り戻すかのように、猛烈に販売しています。

大屋根リングの東側から北に移動していると、ネパールパビリオンの中庭に開いた門が行く手に見えてきて、スパイスの香り漂う中、少し左に歩みを変えると、そのまま入れるようになっています。

ビリヤニはビリヤニ&モモという店でテイクアウトを買えます。


本当はビリヤニてはありませんが、コモンズBではガンビアレストランが、ガンビアのビリヤニと称してベナチンという炊き込みご飯を売っていました。

調べたところ、ビリヤニとは作り方が異なるようで、日本人にわかりやすい様にビリヤニと称していたのかもしれません。いや、それで本当にわかりやすくなったのかどうかはわかりません。日本ではまだ、ビリヤニを知らない人も多いだろうと思います。

個人的には、あまり馴染みのないスパイスが使われていて、気に入っていました。その後ビリヤニと称するのをやめ、スバイスも変えてしまった様です。少々残念。


バビリオン以外のレストランでビリヤニを販売している店が3つあります、


一つは大屋根リングの北に位置するリングサイドマーケットプレイス東にある大阪ハラルムガル。

ここは本格的パキスタン料理の店で、大阪に二店舗あるのですが、片方を休店にして万博に出店するという力の入れようです。

店内に席がありますが、外にあるテーブルに持ち出して食べる事も出来ます。

食べた後は店内のゴミ箱に紙容器などを捨てる事ができます。いや、当たり前の事と思われるかもしれませんが、万博内の店にはテイクアウト用の容器を捨てる場所がない店もあって、同じように外のテーブルで食べた後、ゴミ箱を探してさまよう事になる場合があります。


残り二店は、西の果てのフードコートこと風の広場マーケットプレイスにあるグランドフードコートとエスニックフュージョンレストランです。西ゲートからさらに西北にいったところにあります。

この二つの店は五つの国の料理を出しています。インド、バングラデシュ、トルコ、イタリア、日本です。

そして普通の容器入りの他に、壺に入ったビリヤニを販売していて、食べた後は壺を持って帰る事が出来たのですが、残念ながら壺ビリヤニは売り切れました。

レストランなのになぜか笛も販売していて、時々店内で笛の演奏があったりします。

ええと、それはどちらの店の話をしているのかと疑問に思われるでしょう。

実は両方とも同じです。

見たところそれぞれの店のメニューは共通していて、さらにインドとパキスタンはメニューの内容が同じです。

なぜそんな事になっているのか。誰かその辺の事情を知っているなら教えて欲しいところです。


以上が自分の知っている万博のビリヤニです。

開催期間も残りわずかですが、機会があれば万博でビリヤニを味わうのも楽しい経験だと思いますよ。


追記

10月13日万博閉幕の日。

21時を過ぎるとほとんどのパビリオンは閉館して、スタッフが音楽や踊り、集合写真で盛り上がっていたり、偉い人が演説したりする中、ネパールパビリオンは21時半になってもまだ食品を販売していました。

中庭の外の屋台でも販売していて、ちょうど通りがかった時にビリヤニが売り切れとなりました。

おそらく万博で最後にビリヤニが売れた瞬間に立ち会えるとは。この文章を書いたかいがあったというものです。

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2025年万博体験記 雑感 白水秋一 @Myrmecophaga

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