Dapfne elfs warrior エリゼ

第1話

寒い。。。

すごい寒い。。。


昨日ママはワタシが寝る前に暖炉に薪を入れて暖かくしてくれてた。

なんでこんなに寒いんだろ。

そうか、これは夢なんだ。きっとワタシが毛布を蹴飛ばしたんだろうな。

ママがきちんと毛布かけてくれても、ワタシは寝相が悪いので蹴飛ばしちゃう。

よくそれで風邪をひいてママを困らせたっけ。

弟のフィルはきちんと毛布に包まっているから、よくママに

「エリゼはやんちゃね」って言われちゃった。

フィルはワタシより8歳年下だけとっても良い子。

ワタシの事も困らせないし、パパやママも困らせるなんて滅多にない。

ワタシは小さい時暴れん坊でパパもママも手を焼いたみたい。

フィルは寒くないかな。

でも私だけが毛布を蹴飛ばして寒いだけ。何も変わらない何時もの事だよね、

パパは一昨日から村のパパ達でみんなで狩りにいったのよね。

そろそろ村の方も雪が降るから冬のご飯をパパ達が皆で集めに行くの。

山の方はもう結構雪が降って積もっている。

きっと明日とかには帰ってくるかも。

パパはワタシの好きなベリーを沢山持って帰って来てくれる。

パパが持って帰ってきてくれたベリーでジャムを作って食べるのが大好き。

フィルは蜂蜜が大好き。

蜂に刺されてもハチの巣をお土産にしてくれるパパが大好き。

パパが帰って着たらまた遊んでもらうの。剣術も教えてもらうの。

「エリゼは凄いな。剣の才能あるな。パパより強くなるかも」

この前そうパパに言われたもん。

また色々教えてもらうんだ。


「ねえちゃん。。。寒い。。」


フィル??  え? 夢??


「ねえちゃん。。。ママはどこ?」


ママはいつもフィルの横で寝てる。

何?これは夢?   夢じゃない?


その時に初めてワタシは自覚できた。ワタシは毛布に包まってる。

目を開いて、体を起こして横をみた。

何時も横のベッドにはフィルとママがいる はずだった。

でもそこにはフィルしかいない。

ママがいない。

何故。

「ねえちゃん!寒い。。」

フィルがワタシに抱き着いてきた。


ママ??


暗闇の中ワタシは必死に周りを見回した。


寝室のドアが半開きになっている。かすかに見えるその向こうのリビングの

暖炉はまだ火が残っている。ママが薪をくべてくれたからだ。


じゃ、なんでこんなに寒いの?

私は寝室の扉の向こうに見えるリビングを凝視した。

うっすら見えたそのリビングの外の出れる扉が揺れていた。

そして少し空いたそのその扉から吹雪が家に吹き込んでいる事に気づくのは時間が掛からなかった。

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