瞬足バニーガールウェイズと雨を駆ける黒ヒョウ娘ンジャ
🐺🔥🚇セレンとセシウム
瞬足バニーガールウェイズと雨を駆ける黒ヒョウ娘ンジャ
タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ……
タンッ!
「ようし、勝ったーーーーーーーーーーーーーーー!」
「負けたぁ………………」
井の頭公園のトラックで二人の獣人の女の子が駆けっこをしていた。
もふもふのたてがみを持つライオン娘より早い獣人。
黒いうさぎの耳と黒いツインテール、黒くて丸い尻尾と黒い肌をした爆乳のうさぎ娘。
そう、彼女の名は、バニーガールのウェイズ。
獣人界でNo.2の脚力を持つものである。
「すっごい早いね」
「まだまだだよ」
かつてウェイズは、獣人界No.1だった。
しかし、秋雨の日に現れた黒ヒョウ娘ンジャとの駆けっこに負けてNo.2になったのである。
だが、ンジャは雨の日にしか現れない獣人。
競い合える日は短い。
「さぁ、練習練習!」
しかし、ウェイズはあきらめてはいなかった。
あと一週間ぐらいで梅雨に入るのだ。
ウェイズはそれに向けて、駆けっこの練習をした。
タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ……
そして、運命の梅雨の日。
ザザーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
井の頭公園は、太ももに打ちつけるくらい強い雨になっていた。
その中、ウェイズとンジャは雨に負けずにトラック並んだ
細身のある筋肉質の体とヒョウの耳と尻尾、ウェイズに負けないくらいの黒い体をした獣人。
そんなンジャを睨みつけるように、ウェイズは準備をしていた。
ウェイズも、自信を感じさせるような肉体美をしている。
長い練習の成果がでいるのだろう。
「位置について…………」
ザサッ!
「スタート!」
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ……
ウェイズとンジャの駆けっこが始まった。
400メートルのトラックは誰が完走するか?
二人は共に競い合う。
先頭を走っているのは、ンジャ。
さすが、脚力No.1の獣人。
雨のハンデもどうってことない。
「今日圧勝かなぁ…………」
と、落ち着いた勝利宣言をしたその時。
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ……
ザザザ!
「ええ?!」
「強くなったのは、あんただけじゃないよ! ンジャ!」
ンジャが油断している間に、ウェイズが完走。
ザスッ…………
「やられたよ、No.1の称号はあんたにあげるよ」
「ヤッターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
ザバッザバッザバッザバッザバッザバッザバッザバッ!
こうして、ウェイズはNo.1の称号を奪還した。
瞬足バニーガールウェイズと雨を駆ける黒ヒョウ娘ンジャ 🐺🔥🚇セレンとセシウム @ddancm-d
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