容姿端麗文武両道の強気な彼女(ツンデレマゾ)のイライラを治めるためにオナニーを手伝ってあげる話
モチモチィ
「ご、ごめーん侑那ちゃん。遅くなっちゃった……」
「遅いっ!もう昼休み始まって10分経ってるのよ!時間が勿体無いじゃない!」
「あぅ……ごめんね。今日日直だから黒板消さなきゃいけなくて……」
「そんなの後でやればいいじゃない!ほんっとうに鈍臭いんだから……!ああイライラするっ!」
呼び出し指定場所の体育館第二更衣室で、私の彼女は待ってた。いつもとちがって自分より先に私が着いてなかったことが気に入らないらしく、普段に増して怒ってる。
御堂筋 侑那みどうすじ ゆうな。容姿端麗、文武両道で、一目置かれる子。何をやっても完璧以上。テストで一位は当たり前。学園中の部活動は侑那ちゃんを引き入れることに勤しみ、通りを歩けばモデルのスカウトにと声をかけられ、文章を賞に出せば入賞確実で、長々と連なった名前の格式の高そうな表彰式に招待されたことだってある。
でも、彼女は周りの人にちやほやされるのが嫌みたい。学園内外の男子生徒女子生徒、はたまた教員までもに告白されても媚びず、そのすべてを断ってきた。
そんな侑那ちゃんと私は、槻田 珠つきた たまは付き合っている。思い切って告白したら、なんと受け入れられてしまったのだ。
「っ、何ボーッと突っ立ってるの⁉︎早くしてよっ!」
「ひゃっ、ご、ごめんっ……」
侑那ちゃんは大体いつもイライラしてる。優秀過ぎる彼女には、周りの目線は鬱陶しく感じているのかもしれない。羨望、妬み、その他諸々の感情は、一人の人間が受けられるほど軽いものではないらしい。
そして私は、侑那ちゃんの彼女として、イライラを受け止め、そのイライラを解消する手助けをしている。
その解消する方法とは──
「こんなに乳首ピン勃ちしてたら後ろからぎゅーってして先っぽカリカリしてあげよって思わないの⁉︎私の彼女なんだからそれくらい察してよ!」
──彼女の、性処理だった。
「ふーっ♡ふーっ♡い゛っ……♡お゛っ……♡」
学園の孤高の華である侑那ちゃんを、侑那ちゃんの乳首を、人目のない場所で弄り倒している。制服をたくし上げ、カリカリと私の拙い指使いで、侑那ちゃんは情けない声を出している。
これが、侑那ちゃんのストレス解消法だった。イライラしたらオナニーして解消する。これが幼いときからのルーティンらしい。
「……侑那ちゃん、どう……?」
「ふーっ……♡っ、ゆびっ♡とめるなっ♡♡♡♡♡」
そして、私はその侑那ちゃんの『オナニー』の手伝いをしている。
幼いときから数えきれないほどオナニーを繰り返してきた侑那ちゃんには性感に対する耐性が出来ており、もはや自分だけではイライラを治めることが出来なくなっていた。さらに年々イライラの頻度が増しており、挙句の果てには授業中でも隠れて乳首を弄るようになったと言う。
だから侑那ちゃんは私を恋人にしたのだ。タイミングよく、都合よくやってきた自分を一番に思ってくれる人に自分の『オナニー』を手伝わせるために。
「ふーっ……♡♡♡ふーっ……♡♡♡ねえっ♡もっとスピードあげてっ♡そろそろイくからっ♡♡♡」
「う、うんっ」
指の動きを速め、弾く部位も指の腹から爪に変える。侑那ちゃんは面白いようにビクビクっ♡と痙攣する。
「い゛お゛っ♡♡♡やばっ♡くるっ゛♡♡きでる゛っ♡♡♡」
侑那ちゃんのつま先がピーンと伸びる。侑那ちゃんの身体がイく寸前の合図だ。
「お゛っ♡お゛っお゛おっ♡♡いぐっ♡♡♡ちくびいきますっ゛♡♡♡いぐの゛っ♡♡♡♡♡いくっ♡いくっ♡いくい゛っ♡♡♡」
ピンと張ったつま先がびくびくっ♡と震える。遊ばせていた手もぎゅー♡って握っちゃっている。
「いくっ♡♡♡いっちゃあっ♡あっ……♡あ゛っ⁉︎はぁっ⁉︎い゛あ゛っ♡♡♡なんっ♡なんでゆびっ!すんぜんでっ!とめっ゛♡やだっ♡へんな、いきかたっ♡♡♡ふっ゛♡やだぁっ♡♡♡」
あと一カリすればイく……そんなところで指の照準を侑那ちゃんの乳首からそのちょっと先にずらした。
意地悪でやっているわけじゃない。この寸止めを要求したのは侑那ちゃん本人だ。「私がイく寸前に絶頂感を高めるために一度間を置いて」って言われただけ。それに応えるために、イく寸前に責めをやめただけ。
効果はてき面。空を切る私の指に乳首を当てようと胸を揺らしているのも、なんだか滑稽だし、愛おしい。きっと救いを求める顔で私の指を見ているのだろう。そろそろだ。
「ばかっ!ばかばかばか!ゔぅぅっ!!いくのっ!!いらいらさせっ……ほお゛っ⁉︎」
引っ掻いた。侑那ちゃんの意識の外から、焦らされたイライラが溜まってる乳首を。
「ひあ゛っ♡きゅう、にい゛っ!ふっ♡ふうっ♡いきっ♡まっ♡あっ♡あっ♡♡♡ん゛ん〜〜〜〜〜〜♡♡♡♡♡゛」
空気の張った風船が弾けたみたいに、侑那ちゃんはイった。仰け反りながら、つま先をぴーん♡と伸ばして身体全体をピクピクと痙攣させてる。
追い討ちでビンビンの乳首をこねると「い゛っ♡」と情けない声を漏らした。それでまたピクピクと身体を震わせる。完全にイった感覚が治るまで、3回ほどこれを繰り返し、絶頂の充実感を高めてあげた。
数分後、やっと侑那ちゃんは落ち着いてきた。
「ど、どうだった……かな。今日は焦らすタイミングも上手くいったと思うんだけど……」
「ふーっ……ふーっ……べ、べつ、にっ……?オナニーに良いも悪いもないし。いつも通り、でしょ」
こんなことを言ってるけど多分照れてるだけだと私は思ってる。だって耳真っ赤だし手は私の手に絡ませてきてるし、私に後ろから抱き着かれたまま目も合わせようとしないし。案外恥ずかしがり屋さんなのかもしれない。
でも今日はすぐに立ち上がって制服を整え始めてしまった。いつもだったら「なに私の許可なくどっか行こうとしてるのっ!」とか「続きしなさいよっ!それくらい察してくれないっ⁉」とか言ってくる頃合いなのに。
「ぁえ、ゆ、侑那ちゃん……?」
「何?言いたいことあるならさっさと言って」
「あ、えと……もう、いっちゃう、の……?」
「この後英語の単元テストあるから最後の復習したいし。何?文句でもあんの?」
「ないっ!ないよっ!……でも……大丈夫かなー、って……その……もっと……しなくて……」
そう、今日はまだいつもの半分しか慰めてあげれてない。最近の侑那ちゃんは昼休みだけじゃなくて授業と授業の合間の休み時間でも我慢できなくなっちゃうくらいなのだ。さっきあれだけ乳首がピン勃ちしてたってことは、多分下も同じか、それ以上に酷くなっちゃってるはず。そんな状態でテストに集中できるかどうか、少し不安だった。
「……は?私が淫乱マゾだからチクニーしただけじゃ興奮鎮められないだろってこと?」
でもちょっと伝え方が悪かったみたい。
「はぁ……私の彼女になれたからって調子乗らないでくれる?私のオナニー手伝ってるってだけで上から目線で物言ってさ。そういうの、ムカつく」
「ちがうよっ!あの、わたし、侑那ちゃんが心配で」
「心配だから?何?性処理させて~、って?馬鹿にしないでくれる?別にこんなの全然大したことないし」
そう言って制服を整えなおした侑那ちゃんはつかつかと行ってしまった。
「だいじょうぶ、かな……」
呟いた言葉に反応する者は誰もおらず、更衣室には私と、侑那ちゃんの座っていた場所が濡れた椅子だけが取り残された。
「たまっ♡たまっ♡たまっ♡」
「ゆ、侑那ちゃんっ、落ち着いてっ」
わかっていたことだったが大丈夫じゃなかった。最近の侑那ちゃんは私が介助してあげる回数が一日に2回、酷いときは3回と多くなっていたし、お昼休みのあと特に酷くなる傾向にあった。それに侑那ちゃんは乳首カリカリとクリこねした後に、ハグして頭をなでなでしてあげないと満足しないで機嫌が悪くなる。だから心配になって授業が終わった後に「大丈夫?」「つらくない?」ってメッセージ送ったのに、私の余計な一言で怒っちゃったのか、既読は付いても返信無し。私に返信したくないくらい怒ってるんだと思って放課後、謝りに侑那ちゃんのクラスに行ったら、当人に女子トイレの個室まで連れ込まれてしまったのだ。
「して♡つらいのっ♡つらいのにじぶんのゆびじゃだめなのっ♡たまのじゃないとイけないのっ♡」
「わかった、わかったからっ。脱がすから落ち着いてっ」
私に抱き着いたまま足を挟んで股を擦り付けてくる侑那ちゃんをなだめながらスカートを外し、そのまま下着を下した。饐えたような、メス臭い匂いが辺り一面に広まっていくのを感じる。その匂いの通りに、下着の内側も発情したメスです♡、と言わんばかりの様子で、クリトリスは真っ赤に充血し、触って♡と言わんばかりに勃起していて、膣口からは粘ついた液体が糸を引いていた。
「っ、こんなに……侑那ちゃんっ、辛いなら我慢しちゃだめだよ……連絡してくれたらすぐに行ったのに……」
「だって♡おひるにあんなこといっちゃったからっ♡じぶんでいうのもはずかしいしっ♡たまにあまえちゃだめっておもったからっ♡」
「……!侑那ちゃん……♡」
きゅん。ちょっとときめく。
恋人としてはあんまりよくないかもしれないけど、この辛いの我慢してる甘えモードの侑那ちゃんはすっごい可愛いし、何より侑那ちゃんが私のためを想ってくれてるってのはちょっとお腹が膨れる気分。
「侑那ちゃん、そこまで私のこと……」
「っ!ああ゛もうっ!はやくしろっ!みてわかんないのっ!?おまんことろとろなのっ!なんでもいいからはやくさわれよっ!」
「ひっ……ご、ごめんねっ!そうだよね、辛いよね!」
侑那ちゃんももう限界みたいで私が振りほどいても離れないくらい強く抱き着いてきた。「ふーっ♡ふーっ♡」と荒い呼吸を耳元に感じる。
「じゃあ、触るね。声我慢しなきゃダメだから、我慢できなくなりそうだったら私の首噛んでね」
私の言葉に侑那ちゃんは腕の位置を調整しなおした。それを了承と私は判断した。
ちょっと深呼吸。今の侑那ちゃんはもう我慢できないと言わんばかりにぷるぷる震えてる。もしいつも通りの強さで触ったら我慢できないですぐにイっちゃうかもしれない。だから、まずは軽く指の腹を当てるだけ。擦らず、掻かず、ただ当てるだけ。
ぴと、と優しく侑那ちゃんのクリトリスに私の人差し指の腹を当てた。
本当に、それだけ。
「はむ゛っ!?んん゛っ!!!ん゛っ!んんん゛っ~~~~~♡♡♡」
「い゛ッ……え……?」
それだけで、達した。
指を、クリトリスに当てただけ。それだけで私の首を噛み切らんばかりに咥え、私の骨を砕かんとばかりに抱き寄せ、プシャッ♡シュイィィィ♡♡と、もはや我慢する気もないくらいに潮を撒き散らした。
「ん゛ん゛んっ♡ふむ゛っ♡んっ♡た、たま゛っ♡とめ゛っ♡とめてっ゛♡♡♡」
「侑那ちゃん……?あっ」
侑那ちゃんの突然の中止宣言に何を言われたのかわからず一瞬フリーズ。止めて、というワードが数秒頭を巡り、癖で乳首と同様にクリトリスを捏ね続けてたことに気づいてすぐさま手を離す。
「たっ、たまのばかっ♡とめてっていったらすぐとめろっ♡♡♡ずっときゅんきゅんしたままなんだけどっ♡♡♡♡♡」
「うぅ……ごめんね、侑那ちゃん……」
また失敗しちゃった。私が何かしようとしても、いっつも空回り。侑那ちゃんを怒らせてばっか。それなのに言われたこともすぐできないなんて、私はダメなやつだ。
どうしたらいいかわかんなくなって、とりあえず空いた両手で侑那ちゃんを抱きしめた。侑那ちゃんはまだ私に抱きついたままだし、それに足ガクガクで侑那ちゃん辛そうだし。
腰に手を回して支えてあげる。手のひらに、じーんとしたあったかさ。それにとくとく血液が巡るみたいな感覚。お腹の辺りも意識すると、触れた先である侑那ちゃんのお臍の下辺りがとくんっ♡とくんっ♡びくびくっ♡って震えてる。なんだかこっちまでもどかしくなって、自然にすりすりとお腹を押し付けてしまう。
「っっっ〜〜〜♡♡♡たまっ♡なんのつもりっ♡そんなにすりすりしてっ……♡♡♡っ゛♡お゛っ♡いっ゛♡♡♡」
「うぅ……は、ふ……侑那ちゃん……♡」
申し訳ない気持ちと、もどかしい気持ちが、私の心をせめぎ合って、侑那ちゃんに嫌われたくないと思いながら身体を擦り付けてる。勝手に声も出ちゃってる。
……声もでちゃってる…………!?
今侑那ちゃんの声抑えられてない!このままじゃ私のせいで侑那ちゃんが恥ずかしい思いしちゃう!
でもどうしよう……いま侑那ちゃんに抱きしめられたままだし、侑那ちゃん今イった余韻でビクビクしてるままだし……。
もう、これしかない。侑那ちゃんのオナニーじゃなくなっちゃうし、恥ずかしいけど、そんなこと言ってられない!
「ゆ、侑那ちゃんっ……♡んっ♡」
「ふっ゛♡たま゛っ♡なに゛、んん゛っ!?」
私の唇で、侑那ちゃんの口を塞いだ。側から見たらキスだし、侑那ちゃんからも「ちゅーするのはっ!オナニーじゃないでしょっ!きゅうにっ!そんなことするなっ!」って前に怒られたけど、侑那ちゃんに変な噂立つよりマシだ。
凄い恥ずかしいし、後で侑那ちゃんに怒られちゃうだろう。でも、これで声が漏れるのは防げ────
「ん゛ん゛ん゛ん゛っ゛っ゛っ゛!!!ん゛む゛っ♡♡♡♡♡ん゛ん゛ん゛っっっ♡♡♡♡♡♡゛♡゛♡゛」
「っ!?んむっ!?」
突然後頭部を掴まれたと思ったら上から抑えつけるみたいに強く侑那ちゃんからもキスされた。その怖いまでの圧に気圧されて個室トイレの扉に押し付けられる。
そして。
「ん゛っ!!!んん゛ん゛っ!!!っ〜〜〜〜〜〜〜♡♡♡♡♡♡♡」
シュッ♡ブシュ♡シュイィィッ♡♡♡♡♡♡シュビュッ♡♡♡シュッ♡ピシュッ♡♡♡
それと同時に侑那ちゃんはイった。抱きしめてる腕がビクビクッ♡って震えて、触れ合ってるお腹がひくひく収縮してる。それに今まで見たことないくらいの潮を吹いて、濃いメスの匂いの愛液を撒き散らす。飛沫が私の膝までかかるほどの勢い。まるで私は発情したメスです♡って言ってるみたい。
(侑那ちゃん……!)
私は痙攣する侑那ちゃんの声が漏れないように、もっと唇を押し付ける。離れないように抱きしめながら。でもなんでか侑那ちゃんはイき続けたまま。だから声が漏れないようにキス。だってどうしようもない。侑那ちゃんが満足できてないんだから。ずっとキスし続けるしかない。
「っ…………ぉ…………」
「っ、はあっ……ゆ、侑那ちゃんっ……!」
数分後、侑那ちゃんが静かになった。キスをやめ、ぐったりと私にのしかかってくる。
「大丈夫……?」
「ぅ゛…………ん…………」
まだ身体はピクピク痙攣してて、足なんて特に力が入らないみたいでふるふる震えて生まれたての子鹿みたい。
「ごめん……私、どうしたらいいか分かってなくて……。侑那ちゃんがこんなに溜め込んでたって知らなくて……」
倒れ込む侑那ちゃんを抱き抱え、落ち着くよう背中をさすってあげる。侑那ちゃんはぐったりとしたまま「っお゛…………」と空気を漏らすだけ。
「ごめんね……あっ、お水欲しいよね……取ってくるから待ってて……」
なんだか居た堪れなくなって、自販機で水を買いに外に出ようとする。でも、侑那ちゃんはそれを許してくれなかった。
「……?侑那、ちゃ……」
「…………も、っ……と…………」
「…………?どうしたの……?」
「…………もっと…………してっ……!」
心臓が強く、早く、うるさく、走り出す。
鈍臭い私でも、侑那ちゃんに、恋人の女の子に何をしなきゃいけないかはちゃんと分かった。
「…………じゃあ……私の部屋…………来る…………?」
「……………………♡」
容姿端麗文武両道の強気な彼女(ツンデレマゾ)のイライラを治めるためにオナニーを手伝ってあげる話 モチモチィ @mochimochi0369
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