都会へと引っ越した主人公が地元に戻ると、そこでは幼馴染みの方言女子が待っていた。
主人公のために標準語を勉強したんだけど、訛りが抜けない、この設定がヒロインを魅力的にしていてすごくいいと思います。
主人公のことがすごく好きなんだなって感じるセリフが詰まっていて、聴いていて癒されました。
全体的に空気感が素晴らしくて、実際に音声作品として聴いたら、花火や虫や風の音などのSEが作品の臨場感と没入感を際立たせるだろうなと思いました。
夏と青春をセリフやSEだけでここまで感じさせることができるのはすごいと思います。おすすめです!
方言、というものが持つ破壊力。これがとにかく心に刺さりまくります。
青森とか、おそらく東北の方の言葉。
そんな強い訛りを持つ彼女と、一緒に花火をやります。
女の子と二人で花火。そしてなんかいい雰囲気になっていく。これはすごく憧れるシチュエーションですね。
その上で、一緒にいる子がすごく東北の訛りで一生けん命に話しかけて来てくれる。それも、必死に想いを伝えるように。
標準語と違って、訛りのある子というのは、なんだかすごく「純粋」なイメージがあります。
同時に、訛りのある言葉って「飾らない」という印象も強い。
だからこそ、「本気の好き」を伝えて来てくれるような感じがあって、よりいっそう「愛されてる感」が味わえるのが素晴らしかったです。
訛りのある女の子の魅力。地方っ子っていいな、と改めて感じさせられる本作、読めば至福の時間を味わえます。