亡くなった方を俗名で呼んではならないという決まりのある地域。
その地域の怖い昔話です。
習俗というものは、だいたい戒めます。
見るなだの、何々をするなって決めてます。
心理的リアクタンスを起こさせようとしているとしか思えない。
やるなって言ったら、やってしまうものだから。人間は。
でも思えば、名前を呼ばれただけで化け物になり、親戚やご近所さんを殺すよう仕向けられる故人も気の毒です。
普通に死んでたのに。理不尽です。
これはもうその地域に強大な呪が掛けられているとしか思えないです。
戒名ってことは仏教関連ですが、民俗学資料では仏教伝来以前の〝死者の戻り〟の防止措置の事例がわんさか出ますから。
やはり土俗な習わしなんでしょう。
ことほどさように。
読後に感想が群がり出ます。
それくらい頭に残る秀逸な怪談です。
ことに、最後の一文が衝撃です。
どんな事かは、読んでお確かめください。
お勧めします。