設定解説:登場人物③ サブキャラクター
注)前作をお読みになっている方、設定は不要と言う方は、以下にお進みください。
第1章 囚われのエルフ編 プロローグ
https://kakuyomu.jp/works/16818792439188532627/episodes/16818792440551384633
【登場人物紹介 サブキャラクター(全員故人)】
〇マリア・ジェレマイア
ラキウスの母 。孤児として育ち、平民でありながら強い魔力を持ち、かつては街最強の冒険者として活躍していた。後に前国王ナルサスの庶子であることが判明する。
〇アレクシウス・ドミテリア・アラバイン
初代アラバイン国王にして先代竜の騎士。転生者であり、400年前に72柱の魔族を打ち破って、アラバイン王国を建国した英雄。先代竜の巫女テレシアと恋仲であったが、王国の基礎を固めるため、有力貴族の子女を王妃に迎えた。王妃との間の子孫がアラバイン王家、テレシアとの間の子孫が竜の巫女の家系となっている。
〇テレシア
リアーナの祖母にして先代竜の巫女。ハイエルフ。転生者であるアデリア(大聖女)曰く「前世でのハリウッド女優もスーパーモデルも足元にも及ばない程の美貌」を持つ。なお、アラバイン王国では、テレシア・イグナシアと名乗っていたが、本名は別にある。
〇アデリア
400年前の大聖女で転生者。アレクシウスを愛していたが、恋愛バトルはテレシアに破れた。その後、第5位の魔族リュステールを封印する際、魂を持って行かれ、肉体は死亡。魂はリュステールと融合してしまった。
〇ガイウス・エレニウス・フェルナース
隣国ミノス神聖帝国と国境を接するフェルナシア領を治める辺境伯であり、セーシェリアの父 。婚約者であるフェリシアを後宮に入れようとする当時の国王ナルサスに翻意してもらうため、当時王太子であったドミティウスと共にナルサスの元に向かうが、ドミティウスが間違ってナルサスを殺してしまった。その後、ドミティウスを庇うため、「自分がナルサスを監禁して退位させた」という嘘を自ら広め、「女のために叛逆した色狂い」と非難を浴びた。同時にドミティウスの政敵を実力で排除したことにより、多くの貴族の恨みを買う。それにより後にセーシェリアが宮廷の悪意に晒されることになった。
〇ドミティウス・フェルナース・アラバイン
アラバイン王国の国王 。若かりし頃、父親であるナルサスを殺してしまった罪悪感から、竜の騎士であるラキウスがナルサスの孫であることが判明した際には、龍の神から「あるべき姿に戻せ」と啓示を受けたと感じた。そのため、平民の男と結婚し、本来は王族と認められないはずの異母妹であるマリアの婚姻を無かったことにしてまでラキウスを王族に加えた。その後、自らが殺したナルサスと同じ年齢で退位。王位をラキウスに譲った。
〇ナルサス・A・アラバイン
アラバイン王国前国王にしてラキウスの祖父。若い頃は慈愛に満ちた君主であったが、愛した端女とその娘(マリア)の死亡(実は死亡しておらず、追放処分)を聞かされ、絶望して酒におぼれ、暴君となり果てた。他人の妻や婚約者を取り上げるなどしていたが、フェルナース辺境伯の婚約者フェリシアを取り上げようとして、諫めに来たドミティウスともみ合い、殺されてしまう。
〇アルシス・ヴァレリアス・アラバイン
アラバイン王国第一王子 。ソフィアの許婚。異母弟であるテシウスに殺される。
〇テシウス・クリスティア・アラバイン
アラバイン王国第二王子 。妹であるテオドラに扇動され、反乱を起こすが、ラキウスらに鎮圧される。獄中にて、テオドラの命を受けたアデリアにより、胃の中に毒を転移させるという手法で毒殺される。
〇ラウル・エドヴァルト・アラバイン
アラバイン王国第四王子。7歳であるが、祖父であるエドヴァルト伯爵を後ろ盾としてラキウスの政敵となる。ラキウスにエドヴァルト伯爵を殺され、また、ラキウスの意を受けたソフィア、テオドラの工作により失脚させられる。
〇サヴィナフ・カーライル・アナベラル
アラバイン王国魔法士団長 にして侯爵。平民であるラキウスの力を最初から見抜き、特待生クラスに入れた。魔王セラフィールの力の一部を持つ特殊な魔族アスクレイディオス(本体)に憑依されており、王国の影で暗躍する。魔界にいる魔王セラフィールを召喚するため、エルミーナ(後述)に次元を超える魔法のスクロールを完成させた後、殺害。その後、召喚された魔王セラフィールによって全長400メートルにも及ぶ巨大な魔族「ヒュドラ」に変身させられ、ラキウスらに討伐される。なお、余談であるが、ラキウスの召還プログラムが動いたのは、アスクレイディオスのサヴィナフへの憑依を感知したためである。
〇クリストフ・カーライル・アナベラル
サヴィナフの弟で、ラキウスと出会った当時、第二騎士団副団長 。後に近衛騎士団長。12歳のラキウスの実力を見抜き、紅玉級冒険者への推薦状発出、王立学院入学では実技免除など、便宜を図った。兄サヴィナフと異なり、純粋にラキウスを評価しており、後にラキウスの懐刀として活躍する。
〇エルミーナ・ヴァナディ・ラファネル
王立学院でのラキウスの同級生であり、魔法理論の天才。ラキウスの魔力の大きさに目を付け、治癒のスクロール完成のために力を貸してもらおうと、渋る彼を女子寮の自分の部屋まで連れて行くなど、魔法のことになると周囲のことが目に入らなくなる傾向がある。ラキウスに様々な魔法を教え、後に彼の考える魔導武器の製造を手伝うなど、ラキウスに助力をする。魔法士団の魔法研究所に所属し、上司であるサヴィナフに指示され、次元を超える魔法のスクロールを完成させたが、サヴィナフに憑依していたアスクレイディオスにより殺害される。死の前にラキウスに送っておいた次元を超える魔法のスクロールは、セラフィールを倒すうえで大きな役割を果たす。
〇アーゼルメーデ・エヌマ・サリ・ル・ガレア
西の大国ガレア王国の姫君。尚武の国ガレアの王族らしく、女性でありながら巨大なハルバードを振り回して戦い、並の騎士では敵わない強さを持つ。また、殆どの人の懐に入り込んで友達になれるという並外れた人誑し。ラキウスに稽古をつけてもらおうとアラバイン王国まで密航して来たが、実は彼女の密航は、彼女をラキウスの友人とするために、ガレア国王がわざと見逃したものであった。ラキウスと彼女の勝負はラキウスの圧勝であったが、ラキウスと友人になるというガレアの目論見は達成された。
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