設定解説:登場人物② サブヒロイン
注)前作をお読みになっている方、設定は不要と言う方は、以下にお進みください。
第1章 囚われのエルフ編 プロローグ
https://kakuyomu.jp/works/16818792439188532627/episodes/16818792440551384633
【登場人物:サブヒロイン】
〇ソフィア・アナベラル・カーライル(故人)
王国宰相を務めるカーライル公爵の娘。王立学院でのラキウスのクラスメート。
生まれた時には第一王子アルシスの許婚となることが決まっていたが、第二王子テシウスの反乱でアルシスが死亡し、未来の王妃の地位を失う。
その後、結婚せず、自らの力で王国初の女性宰相となることを目標とし、公爵令嬢であるにもかかわらず、王立学院卒業後は平の文官から始めた。
後にラキウスの秘書官、宰相、(立憲君主制移行後の)初代首相としてラキウスを政務面から支え続けた。
極めて聡明で誇り高い女性。ラキウスにとってセーシェリアとは別の意味で無くてはならない女性である。
〇カテリナ・エリュシオーネ・サルディス(行方不明)
海に面した街レオニードを領地とするサルディス伯爵家の娘。真っ直ぐな性格で、平民であるラキウスにも最初から分け隔てなく接し、彼を「友人として誇りに思う」と讃え、勇気づけたこともある。
しかし、第二王子テシウスの派閥に入っていた父親と共に、テシウスの反乱に連座して死刑宣告を受ける。
ラキウスは彼女の助命に奔走し、その後、ラキウスがレオニードを領地として賜った際、補佐官として必要だと言う理由で、貴族位を剥奪されていた彼女を貴族に戻すなど徹底して彼女を助けた。
そのラキウスの一連の行動により、彼女はラキウスを一途に愛するようになるが、彼女の想いに応えられないラキウスは、代わりに、後に実用化された最初の外洋航行用蒸気船を彼女に贈る。しかし、その船で出た西大陸への調査航海で彼女は行方不明になってしまう。
〇アデリア(故人)
元は400年前にアラバイン王国を支配していた72柱の魔族のうち序列第5位だったリュステール。当時の大聖女アデリアによって封印される寸前、アデリアの魂を持って行き、400年間、同じ場所で封印されるうちに両者の魂が融合してしまった、人と魔族の融合体。
外見は若い頃のアデリアの姿をしているが、角と漆黒の翼を持つ。
闇属性魔法存在である魔族でありながら、大聖女の光属性魔法も使える特異な存在。また、固有魔法である空間魔法は、瞬間移動の他、空間をずらして何でも切断する空間切断や、相手との間に別位相空間を挟むことによって全ての攻撃を遮断する結界障壁など、チート級の強さを誇る。
人間として扱ってくれたラキウスを愛し、創造主である魔王セラフィールに逆らい、ラキウスを庇って命を落とした。その死の寸前、自らの魔力をラキウスに融合させる。
〇エヴァンゼリン・ルイス・アーセナル(故人)
死者蘇生までこなす今代の大聖女。また、魔力の属性や大きさを見ることのできる鑑定眼の持ち主。ラキウスと同じ転生者である。セーシェリアを救って命を落としたラキウスを蘇生させる。愛称はエヴァ。
前世で父親を逆恨みした男によって殺された経験から人の悪意を警戒し、自らの力を隠していたが、8歳の時に目の前で大怪我した子供を救うために力を使ってしまい、聖女認定を受ける。
ラキウスに対しては毒舌だが、本心では、前世の弟に重ねて、大切に思っている。ラキウスからは「誰よりも優しい」という評を受けている。
〇フィリーナ・リーファス・アラバイン(故人)
ラキウスの実妹。理想の男性は「お兄ちゃん」という重度のブラコン。ラキウスに近づく女性に対して敵意を向ける。セーシェリアとも最初は張り合っていたが、ラキウスとセーシェリアのお互いへの想いを知って受け入れた。
後にレドニア公国の公子ルナールと結婚し、王国となったレドニア王国の王妃となる。
〇テオドラ・クリスティア・アラバイン(故人)
アラバイン王国第二王女。反乱を起こしたテシウスの実妹。
7歳の頃、憑依型魔族であるアスクレイディオス(分体)に憑依されそうになり、彼が憑りついてきた人々の記憶300年分を有している。
その知識によりアデリアを復活させて契約し、暗躍していた。テシウスの反乱もテオドラの扇動によるものであり、この反乱で捕えられたテシウスを、実兄であるにもかかわらず獄中で毒殺している(実行犯はアデリア)。
竜の騎士であるラキウスを懐柔しようと色仕掛けで迫るも拒否されてしまう。逆に「未来に連れて行ってやる」という誘い文句により、ラキウスに協力するようになった。ラキウスの王位継承を手助けするために、母親の母国であるクリスティア王国を陥れ、ラキウスに属国化させる。後にクリスティア王国改めクリスティア公国の大公となる。
〇レティシア・アルマ・セラ・オルタリア(故人)
アラバイン王国の隣国、オルタリア王国の第七王女。
セーシェリアとの結婚を控えたラキウスに対してオルタリア王国が縁談をねじ込もうとした王女。自らを政略結婚の道具としか見ないオルタリア王宮に反発し、騎士団に所属し軍人として生きてきた「お転婆姫」。
自らを袖にし続けたラキウスに最初は偏見を抱いていたが、自らの生き方を肯定され、ラキウスに淡い恋心を抱く。
その後、その恋心に区切りをつけ、オルタリア王国の大使として、アラバイン王国との同盟締結、関係強化に尽力した。
〇ルクセリア・エルク・バルド・ラザリオネ(故人)
ミノス神聖帝国第一皇女。愛称はルシア。
敬虔なミノス教徒であったが、首都を急襲したラキウスによってアラバイン王国に拉致されてしまう。当初はラキウスに敵意を向けるも、帝国の外の世界を知り、少しづつ考えを変えていった。
人質としての価値を無くすため、ミノス聖教会から破門され、ミノス神聖帝国からは人間扱いされなくなったが、「破門など俺の国では関係ない」と言い切り、彼女を守ったラキウスを愛するようになる。
その後、同様に破門されていた父親(皇帝レオポルド)をラキウスが救いだし、復権。次期皇帝の后となってミノス神聖帝国とアラバイン王国の懸け橋となることを誓ってラキウスに別れを告げた。
しかし、その後、新しい皇帝が反ラキウスの政策を取ったため、皇帝を廃位して自らが女帝になり、両国間の融和に尽くした。
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