心奪われるほどのめり込んでいるものはありますか?
それはあなたの人生にどんな変化をもたらしましたか?
私の場合はTRPGでした。
人生を彩り、友を作り、様々な創作活動の礎となりました。
おかげで自室の本棚はTRPGのルルブでぎっしりです……。
作者様の場合は、それがイギリスだったわけです。
私のケースよりもスケールがデカい!
しかもきっかけが学校の図書室の推理小説!
これは只者ではないです。
そんな「好き」に魅せられ、情熱という歯車を回し、人生すらも大きく動かす……そんな素敵な好循環が人生に訪れたならば、なんと素敵なことでしょうか。
それこそ、本気の「好き」が実を結び、形になった瞬間と言えます。
もし、あなたがまだ本気の「好き」に出会えていないのであれば、本作はその手助けになり得るかもしれません。
作者様の代表作である「リンデル王室史話」のルーツを強く感じさせる「好き」の原動力、是非触れてみてください。
なんて瑞々しく、そして静かな熱に満ちた「好き」なんでしょう。
この作品は、雷師ヒロさんが「行きたい」と口にした一言が物語の扉を開き、自分の殻をやぶって踏み出した旅先での体験談となっています。
異国の不安と向き合い、言葉が出てこなくても、好きだから行動できる。その「好き」の力が、自分を変え、人との小さな出会いまでも人生の宝物にしていく。夢や悲しみ、現実の重さと向き合いながらも、イギリスの街や文化を全身で吸い込んでいく主人公の感受性が、どこまでも優しく力強く描かれていて、読んでいるこちらまで一緒に旅をしているような気持ちになりました。
そして、その「好き」を物語に託し、また誰かと分かち合うことの尊さ。創作を通して自分の“好き”を外に出してみる勇気が、人生を少しだけ明るく照らしてくれる。
イギリスのグリニッジ天文台のように、自分の原点を確かめる場所がある――そんな温かな余韻を残す一作です。
現在、『リンデル王室史話』を執筆なされている雷師ヒロ様の、イギリス愛に満ち溢れたエッセイです!
モーリス・ルブラン、コナン・ドイル、そしてアガサ・クリスティ……英国推理小説を通して固まっていくイギリスへの想いは、やがてホームステイや語学留学という形を取って実際にイギリスへと足を踏み入れることに。
当地にて経験なされたエピソードには、実際に異国に渡った者だけが味わうことのできる、辛くも身になる内容で、実際に海外に飛び込むことの重要さを学ばせていただきました!
また、イギリスへの想いをずっと持ち続けてきたヒロ様が、その「好き」を形にしようと書き始めた『リンデル王室史話』。
そのエピソードには、創作する者にとってとても大切な気持ちが綴られていると感じました!
拝読後、こちらにも熱量が伝播して、「さあ、書くぞ!」という熱い気持ちにさせていただけます!
「好き」を抱き続けることの素晴らしさを伝えてくれるエッセイ!
是非とも、ご一読ください!!!