知らないギャル（もどき）とよく分からないトモ達になった、私と彼女の日々

『私ど……！！本のっ友達っどもだぢっ、本トモ、どもだちになってぐだざいっ！！』
これは、人との深い付き合い方がよく分からない私と、同じように不器用でギャル（もどき）な彼女の物語。
青春でもなんでもない、人生の中でなさそうであって、あってなさそうな話。

尾上　悠（おがみ　ゆう）　十五歳、高一。
司書になるため、他県の高校へ入学した少女。三度の飯より本と静寂が好き。
色々な面倒ごとに巻き込まれる苦労人。ただし、ほぼ善意で解決する。

鷹取　紗菜（たかとり　さな）　十五歳、高一。
悠と同じ高校に通う少女。見た目はゆるふわなギャルだが、中学までは暗く自己主張も苦手だった。
感情が爆発すると涙が止まらなくなるタイプ。本が好きだが、「ギャルらしくない」という理由で隠している。
高校デビューを切っ掛けに…続きを読む