四季

麻数

四季

独り立ちとはいえこの街から出ない程度の決意にだって春風


寝返りの跡で生まれる山脈に射し込む夏と扇風機の[強]


秋雨に気づき始めた自販機がHOTの枠を静かに増やす


真っ暗の冬空 今日は寒いからさすがに星も布団をかぶる


「四季」という四頁しかない本の次巻僕らは知らぬ間に買う

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四季 麻数 @numberhemp

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