第2話 クァーリィの車輪が、伝説を配置する。【古文書だ。伝奇SFだ】

洞見様村に不思議な伝説があるのです。


ーーーーーーーーーーーーーーー


あめに描かれし値威徒ちいとの結界、空に懸かりて光を放つ。


その結界を誰ぞ越えしとき、また厄災迫り来るきざしあり。


それ、聖人の姿を借りて、里に紛れ入りぬ。


クァーリィの車輪を追ひ求めよ。


失われし五つのふみ、いまぞ目覚めさせむ。


そのとき、失われし世界の願ひ、御身の剣に宿らむ。


悪意を断ち、いにしへより継がれし創造の御心みこころ、守り伝ふべし。


ーーーーーーーーーーーーーーー

そんな伝説はいつしかカタチを変えて歪んでいくのです。


◯◯「いあ!いあ!」


https://kakuyomu.jp/users/yatoya_yk/news/16818792440576532202


和尚「ほう?いつの間にやらこのような奇祭が仕掛けられたということか」


不思議な祭りを遠目に、ひとりの法師が通りかかります。


とても精悍な顔立ちの美青年に見えるのです。


なぜか上位世界にはそれが表示されないのです。


以下次回 つづく


ーーーーーーーーーーーーーーー


連続公開です!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

【全話 挿絵あり】つくつく法師と温泉宿の五人姉妹 【洞見様村シリーズ】 (夏休みのムニ世界もしくはモブ子さんが師匠くんと学ぶ新スキル!) 夜兎 Yato @yatoya_yk

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画