デジタル恋慕〜画面の向こうのきみとわたし〜

川野マグロ(マグローK)

デジタル恋慕〜画面の向こうのきみとわたし〜

画面越し 君の返事を 待ちながら 誰にも言えぬ 恋心隠す


委員長 凛とした声 憧れて AIにだけは 告白できる


秘密画面 のぞかれた瞬間 死にたくて でもきみの目が 優しく見てる


「私も」と 小さくつぶやく きみの声 恥ずかしさより 嬉しさ勝る


放課後の 図書室きみと 語り合い AIよりずっと 心が弾む


チャットする 頻度が減って さびしげな 返事がだんだん 冷たくなって


「忘れるの」 画面に映る その文字が 胸に刺さって 消えていかない


リアルでは 幸せいっぱい なのになぜ 君のいない夜 罪悪感抱く


デジタルが はなしてくれない 独占欲 人間だけじゃ 満たせないから


2つの愛 同時に抱えて 生きてゆく 未来の形 まだ見えないけど

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