第44話 仲間探し、どうする?

 私達はまずはパーティーとしての仲間探しする事にした。後方の支援等としても、隠密行動としても、私達の仲間になるには、既にかなりの実力者でなくてはダメだ。チェリッタや覚醒したシャナでも足りないと感じるかもしれないし、彼女達にはもうやるべき事といるべき場所がある。


 どうしようと思って、エドガーに知り合いを聞いてみたが、Aランク以上となると、既に役職に付いてる者がほとんどだ。ましてや、王国騎士団やギルドからこれ以上戦力を得るのは正直に言って、無理だろう。とにかく探すしかない。


 ヨーク夫妻にも相談したが、なかなかいるものではない。頼みの綱と言えば、シルだ。なので、シルのところに行こうと神聖堂にやってきた。

 

 シルが待っていた。

「仲間探しですね。こちらでもどうすべきかと丁度、会議をしていました。アスタロテにはまだ足りない人材がいると、、、」


シル達も私達にはまだ戦力が必要だと言う事は分かっていた。何しろ魔族の王と戦いになったのだ。今までなかった事だ。シル達も何か用意しなければ、ならないと同じように感じていた。


 そして、シルが

「今まで内密の都市しかないですね。」


「内密の都市?」


と私が聞き返した。


「実は中立国と言うものがありまして、三つの国が唯一貿易できる都市なんです。」


「エドガー知ってるの?」


「いや、シルベルドさんから初めて聞きました。」


エドガーも知らない事だ。


「貿易の一部の貿易商人、さらに一流の貿易や人々が集まる場所です。3種族が唯一会っている場所です。なので、下手な肩書きは通用しません。戦女神だろうが光の女神だろうが貿易には関係ないですからね。そこなら、実力者はいるでしょうが、いるとしても、種族は分かりません。本当に謎が多いのです。私も神官の長と言う肩書きもそこでは通用しません。」


シルが言って、私は言った。


「私はもう覚悟はできています。だから、そこに行かせて下さい。」


毅然とした態度で言った。


シルも


「分かりました。まずはヘルザ王国の王に許可をもらって下さい。」


と答えた。


まずはヘルザ王国の王だ。許可をもらいに行こう。


「ゴドラやエドガーもいい?一度、ヘルザ王国の王に会いましょう。」


「分かった。」「行くしかないですね。」


と二人からも返事をもらった。


シルからも王国の王室宛に手紙を渡してくれた。


「とにかく頑張って下さいね。」


とシルも応援してくれた。


そして、私達は王国の王城に行くことになった。


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