大量の「♡」に隠された、緻密な心理描写

この作品を読み始めると、まず最初に溢れんばかりの「♡」の数に圧巻されると思います。
それから、主人公の女の子に対する狂気じみた「愛」にも…。

前述の「愛」もこの作品の魅力で間違いないのですが、個人的に魅力を感じたのはその「心理描写」です。

登場人物は皆学生なのですが、どこか未成熟な感じがあまりにもリアルです。

特に、主人公が抱く男への嫌悪感と、周囲の目を気にしている故の立ち回りは、生々しさすら感じるほどにリアルです。(もちろん良い意味で)

思春期を経験したことのある人なら、何かしら刺さるものがあると思います。

是非お手に取ってみて欲しいです。

その他のおすすめレビュー

胡座タンマさんの他のおすすめレビュー79